S29JL032H60TAI212 [SPANSION]
32M BIT CMOS 3.0V FLASH MEMORY; 32M位3.0V CMOS FLASH MEMORY型号: | S29JL032H60TAI212 |
厂家: | SPANSION |
描述: | 32M BIT CMOS 3.0V FLASH MEMORY |
文件: | 总66页 (文件大小:1605K) |
中文: | 中文翻译 | 下载: | 下载PDF数据表文档文件 |
S29JL032H
32M ビット(4M ×8 ビット/ 2M ×16 ビット)
CMOS 3.0 V 単一電源,リード/ ライト同時実行,
フラッシュメモリ
ADVANCE
INFORMATION
ご注意: 本資料はSpansion LLC で開発中の製品情報が記載されています。この情報は,
お客様が本製品を評価される際にお役立ていただくことを目的としています。本製品を使
用して設計を行なわれる場合には,あらかじめ弊社までお問い合わせください。開発中の
製品につきましては,予告なしに仕様を変更したり,開発を中止する場合があります。
Publication Number S29JL032H Revision A Amendment 11 Issue Date 2005 年3 月9 日
This page intentionally left blank.
S29JL032H
32M ビット(4M ×8 ビット/ 2M ×16 ビット)
CMOS 3.0 V 単一電源,リード/ ライト同時実行,
フラッシュメモリ
ADVANCE
INFORMATION
特徴
超低消費電力(標準値)
— アクティブリード電流:2 mA(1 MHz)
アーキテクチャ
リード / プログラム同時実行
— アクティブリード電流:10 mA(5 MHz)
— スタンバイまたはオートスリープモード時:200 nA
— バンク内においてイレーズ / プログラム機能を実行しなが
ら,別のバンクからデータをリードすることができます。
— リード / ライト動作間の切替遅延ゼロ
セクタ当たりの消去回数1,000,000 回(Typ.)
データ保持能力:20 年(Typ.)
マルチバンクアーキテクチャ
— 4 タイプのバンクアーキテクチャを用意しています(表2
を参照してください)。
ソフトウェアの特徴
ブートセクタ
共通フラッシュメモリ・インタフェース(CFI)をサポート
— デバイス内にトップとボトムブートセクタを用意
— イレーズ可能なセクタの組合せは任意
イレーズサスペンド / イレーズレジューム
— イレーズ動作を中断して,イレーズの対象となっていない
セクタからのデータのリード,または当該セクタへのデー
タのプログラムを実行し,その後,イレーズ動作を再開す
ることができます。
製造には0.13 µm プロセステクノロジを採用
SecSi(セキュアドシリコン)セクタ:256 バイトセクタを別
途使用可
— 工場にてロック設定し特定可能:工場にてランダムに設定
するセキュアな電子シリアル番号用として16 バイトを用
意,オートセレクト機能により工場によるロック設定を検
証可能。
Data# ポーリングおよびトグルビット
— プログラムまたはイレーズサイクルの状態をソフトウェア
的に検出する機能を搭載
アンロックバイパスプログラムコマンド
— 複数のワードまたはバイトのプログラミング時間を短縮す
る事ができます。
— お客様にてロック可能:ワンタイムプログラムのみ可能。
いったんロックすると,データの変更は不可。
消費電力ゼロ動作
— 最新の電力制御回路により,動作待機時の消費電力をほぼ
ゼロに抑制します。
ハードウェアの特徴
Ready / Busy# 出力(RY / BY#)
— プログラムまたはイレーズサイクルの終了をハードウェア
的に検出する機能
JEDEC 規格に準拠
— 端子配列およびソフトウェアは単一電源フラッシュ規格と
互換性保持
ハードウェアリセット端子(RESET#)
— 内部のステートマシンをハードウェア的にリードモードに
リセットする機能
パッケージオプション
48 ピン TSOP(シンスモールアウトラインパッケージ)
WP# / ACC 入力端子
— ライトプロテクト(WP#)機能は,セクタのプロテクト設
性能
定状態にかかわらず,一番外側のブートセクタ2 個を保護
します。
高性能
— 高速アクセスタイム:60 ns
— プログラム時間:4 µs / ワード(標準)(高速プログラム機
— アクセラレーション(ACC)機能によるプログラム時間の
高速化
能適用時)
セクタプロテクト
— セクタ内へのプログラムまたはイレーズ動作をハードウェ
ア的に禁止する機能
— 一時的セクタプロテクト解除機能により,デバイスをシス
テムに実装したまま,プロテクトされたセクタ内のデータ
を変更可能
文書番号 S29JL032H_J 改定 A 修正 11 発行日 2005 年3 月9 日(S29JL032H_A1 August 5, 2004)
本資料には,Spansion LLC で開発中の製品情報が記載されています。この情報は,お客様が本製品を評価される際にお役立ていただくことを目的としています。
Spansion LLC は事前の通知なしに,当該情報を変更したり,製品の製造を中止する場合があります。
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
データシートの属性に関する説明
弊社が発行しているデータシートには「ADVANCE INFORMATION ( 事前情報)」または「PRELIMINARY
( 暫定 )」という属性を明示しているものがあります。これは,開発から製品認定,初期ロット生産,本格生
産にいたる製品のライフサイクルを通して,お客様に適切な製品情報ならびに技術仕様をお伝えすることを目
的としています。なお,設計に関する最終的な決定を行われる際は,お手持ちの情報が最新のものであること
を必ずご確認ください。Spansion のデータシートで使用される属性とその意味については,下記を参照願い
ます。
Advance Information
「ADVANCE INFORMATION ( 事前情報)」という属性は,Spansion LLC が製品を開発中であるが,設計を
生産に移すかどうかについては明言されていない状態であることを意味します。このような属性が付与されて
いる場合,その資料に記載されている内容は変更される可能性があり,場合によっては,製品の開発自体が中
止されることもあります。したがって,Spansion LLC では,「ADVANCE INFORMATION」の内容に対して
は下記のような条件を記載しています。
「本資料は,Spansion LLC で開発中の製品情報が記載されています。この情報は,お客様が本製品を評価される際
にお役立ていただくことを目的としています。本製品を使用して設計を行われる場合は,あらかじめ弊社までお問
い合わせください。開発中の製品においては,予告なしに仕様を変更したり,開発を中止する場合があります。」
Preliminary
「PRELIMINARY ( 暫定 )」という属性は,製品の開発が進み,生産に着手可能な状態であることを意味しま
す。この属性は,製品認定の完了や,初期ロット生産の開始,およびそれ以降の,本格生産開始に向けて実施
される製造工程への移行など,製品ライフサイクルの複数の局面で使用されます。「暫定」属性のデータシー
トに記載されている技術仕様は,こうしたライフサイクルの各段階での状況を踏まえ,変更される可能性があ
ります。Spansion LLC では,「PRELIMINARY」の内容に対しては下記のような条件を記載しています。
「本資料は,資料内に記載のSpansion 製品に関する現時点での技術仕様について説明したものです。本資料の指定
は「PRELIMINARY ( 暫定)」となっています。これは,製品認定が完了し初期ロットの生産がすでに開始されてい
ることを示します。製造工程や品質の見直しを行なった結果,仕様が変更され,それに伴う修正や後続のバージョ
ンに基づき,本資料が改訂されることがあります。」
複数の属性が含まれる場合
データシートによっては,取り上げられている製品により属性(「ADVANCE INFORMATION ( 事前情報)」,
「PRELIMINARY ( 暫定)」,「FULL PRODUCTION ( 本格生産)」)が異なる場合があります。このような場合
には,製品毎に指定されます。通常は先頭ページ,オーダ型格のページ,DC特性表やACイレーズ / プロ
グラム特性表の注部分などに記載されます。先頭ページの免責事項で,該当ページの記載を参照するよう説明
されます。
FULL PRODUCTION (本生産,データシート上での表示はなし)
製品の生産開始後,一定期間が経過し,変更が発生しない,または軽微な変更のみにとどまることが明らかに
なった時点で,データシートから「PRELIMINARY ( 暫定)」の表示が削除されます。軽微な変更の例として
は,スピードバージョン,温度範囲,パッケージタイプ,VIO 範囲の追加または削除などにより,ご利用いた
だく型格(OPN)が変更されるというケースがあります。新たな説明の記載,文章や仕様の誤りの修正など
も,こうした変更に含まれます。Spansion LLC では,この範疇に入るデータシートについては下記のような
条件を記載しています。
「本資料は,Spansion 製品に関する現時点での技術仕様について説明したものです。本製品は相当量の量産段階に
達しており,本資料の内容が今後のバージョンで改訂されることはないものと判断しています。但し,誤植または
仕様の訂正,あるいは提供製品の有効な組合せについての修正が行われることがあります。」
データシートで使用されている各属性に関してご不明な点がある場合は,担当営業までお問い合わせください。
4
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
概要
S29JL032H は,32M ビット(2,097,152 ワード×16 ビット,または4,194,304 バイ
ト×8 ビット構成),3.0 V 単一電源フラッシュメモリデバイスです。データは,DQ15 ~
DQ0(ワードモード時),または DQ7 ~ DQ0(バイトモード時)に出力されます。本デ
バイスは,システムに実装したまま,3.0 V V
標準電源によりプログラムできるほか,
CC
標準のEPROM ライタを使ってもプログラムできるように設計されています。
アクセスタイムによる各種バージョン(60,70,90 ns)と,48 ピン TSOP パッケージ
を用意しています。標準搭載の制御端子(チップイネーブル(CE#),ライトイネーブル
(WE#),出力イネーブル(OE#))により,通常のリード / ライト動作を制御し,バス競
合問題を回避しています。
デバイスのリード / ライト機能は,3.0 V 単一電源のみで動作可能です。プログラムおよ
びイレーズ動作では,内部で生成され,安定化された電源を使用します。
遅延時間ゼロで同時に実行可能なリード / ライト動作
メモリ空間を別個のバンクに分割したリード / ライト同時実行アーキテクチャにより,同
時実行が可能です(表2 を参照してください)。セクタアドレスは固定されていますので,
システムソフトウェアによりユーザ定義によるバンクグループを構成することができま
す。
イレーズ / プログラム動作の対象となっていないバンクのいずれからも,動作中にデータ
をリードすることができます。ただし,同時実行可能なバンクは 2 つのみとなります。ま
た,ホストシステムがあるバンクをプログラムまたはイレーズしながら,別のバンクから
のリードを遅延時間ゼロで速やかにかつ同時に行なえるようにして,全体的なシステム性
能を向上させています。これにより,システムはプログラムまたはイレーズ動作が完了す
るのを待たなくてもよいことになります。
また,S29JL032H は,トップ / ボトムの両ブートセクタ構成で構成することができます。
S29JL032H の特徴
SecSi™(セキュアドシリコン)セクタ は,弊社工場またはユーザにより恒久的にロック
可能な256 バイトのセクタです。このセクタがユーザによりロックされると,SecSi ユー
ザインジケータビット(DQ6)が恒久的に「1」にセットされます。また,工場にてロッ
クされると恒久的に「0」にセットされます。ユーザによるロックを可能にする場合は「0」
のまま出荷されます。このように,ユーザがロック可能なパーツは,工場にてロックされ
たパーツを書き換えられないようになっています。
工場にてロックされるパーツには数通りのオプションがあります。SecSi セクタ には,ラ
ンダムでセキュアな16 バイトESN(電子シリアル番号),またはユーザコード(Spansion
プログラミングサービスによりプログラムされます),あるいはこの両方を格納することが
できます。ユーザロック可能なパーツとして SecSi セクタをボーナス空間として使用し,
他のフラッシュセクタと同様にリード / ライトしたり,ユーザ独自のコードを格納して恒
久的にロックすることができます。
DMS(データ管理ソフトウェア)を使用すれば,本製品シリーズのリード / ライト同時実
行可能という最新アーキテクチャをフルに利用して,従来のEEPROM デバイスを置き換え
ることが可能です。DMS はまた,単バイトごとの修正ではなく,ファイル構造のデータを
修正することができ,これに必要なすべての機能を実行しますので,システムソフトウェ
アを簡素化することができます。あるデータ(たとえば,電話番号や構成データなど)を
書込んだり,更新する場合も,ユーザは,更新対象のデータを指定し,更新したデータを
システムに格納する位置を記述するだけで済みます。これは,従来のように,旧データの
位置や状態,フラッシュメモリデバイス(またはメモリデバイス)に対するデータのロジッ
ク⇒物理変換などをユーザが書込むソフトウェアで管理しなければならないシステムに比
べると,はるかに簡単です。DMS を使用すれば,ユーザが用意するソフトウェアとフラッ
シュメモリが直接インタフェースする必要がなくなります。ユーザ側のソフトウェアは,
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
5
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
わずか6 種類の機能のいずれかを呼び出すだけで,フラッシュメモリへアクセスできるよ
うになります。
本デバイスは,JEDEC 42.4 単一電源フラッシュコマンドセット規格と完全互換性を持っ
ています。コマンドは,標準的なマイクロプロセッサのライトタイミングでコマンドレジ
スタに書込まれます。データのリードは,一般のフラッシュメモリや EPROM からのリー
ドと同様です。
ホストシステムは,RY / BY# 端子,DQ7(Data# ポーリング),DQ6 / DQ2(トグル
ビット)といった本デバイスのステータスビットを調べることにより,プログラムまたは
イレーズ動作が完了したかを検出することができます。プログラムまたはイレーズサイク
ルが完了すると,デバイスは自動的にリードモードに戻ります。
セクタイレーズアーキテクチャにより,他のセクタに保持されているデータ内容を変更す
ることなく,メモリセクタをイレーズし,再プログラミングすることができます。工場出
荷時には,すべてのセクタが消去されています。
ハードウェアデータのプロテクト手段として,電圧変動時のライト動作を自動的に禁止す
る低電圧V 検出回路を用意しています。ハードウェアセクタプロテクト機能は,メモリ
CC
内の任意のセクタの組合せに対して,プログラムとイレーズ動作を禁止することができま
す。この機能は,システム内だけでなく,プログラミング装置からも実行できます。
2 種類の省電力機能を搭載しています。あらかじめ設定した時間にわたってアドレスが変
更されない場合,デバイスはオートマチックスリープモードに入ります。デバイスをスタ
ンバイモードにすることもできます。両モードにより,消費電力が著しく軽減されます。
6
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
目次
データシートの属性に関する説明............................. 4
Advance Information ..............................................................................................4
Preliminary ....................................................................................................................4
チップイレーズコマンドシーケンス ................................................36
セクタイレーズコマンドシーケンス ................................................37
図
4. イレーズ動作.............................................................. 38
イレーズサスペンド / イレーズレジュームコマンド .........38
複数の属性が含まれる場合.........................................................................4
FULL PRODUCTION (本生産,データシート上での表示
はなし).........................................................................................................................4
製品ガイド ..................................................................8
ブロック図.................................................................. 8
端子配列図 .................................................................10
ピンの説明 ................................................................. 11
ロジックシンボル ...................................................... 11
オーダ型格 .................................................................12
デバイスバス動作 .....................................................13
表
13. S29JL032H コマンドの定義 ........................................ 40
ライト動作ステータス .............................................. 41
DQ7
:Data# ポーリング ..............................................................................41
図
5. Data# ポーリングアルゴリズム....................................... 42
DQ6:トグルビットⅠ .................................................................................43
図
6. トグルビットのアルゴリズム........................................... 44
DQ2:トグルビットⅡ .................................................................................44
トグルビット(DQ6 / DQ2)のリード .......................................... 45
DQ5: タイミングリミット超過 ............................................................. 45
DQ3:セクタイレーズタイマ ................................................................46
表
1. S29JL032H デバイス バス動作 ........................................13
表
14. ライト動作ステータス ................................................ 46
アレイデータをリードするための要件 ...........................................14
コマンド コマンドシーケンスのライト .......................................14
絶対最大定格 .............................................................47
/
図
図
7. 最大オーバーシュート波形(負)....................................... 47
8. 最大オーバーシュート波形(正)....................................... 47
アクセラレーションプログラム動作 .................................................15
オートセレクト機能.........................................................................................15
遅延時間ゼロで同時に実行可能なリード/ ライト動作 .....15
オートマチックスリープモード ............................................................16
RESET#:ハードウェアリセット端子................................................16
出力ディセーブルモード .............................................................................17
動作範囲 ................................................................... 47
インダストリアル(
電源電圧 ........................................................................................................ 47
I
)デバイス ......................................................... 47
V
CC
DC 特性 .................................................................... 48
CMOS 互換性(注5).....................................................................................48
表
表
表
表
2. S29JL032H バンクアーキテクチャ ...................................17
3. S29JL032H セクタアドレス - トップブートデバイス ...........18
4. S29JL032H セクタアドレス - ボトムブートデバイス ...........20
5. S29JL032H オートセレクトコード(高電圧方式) ................22
図
9. ICC1 電流と時間(アクティブ電流とオートマチックスリープ電流を
図示)............................................................................... 49
10. 標準ICC1 と周波数...................................................... 49
図
テスト条件.................................................................50
セクタ
/ セクタブロックプロテクト設定/ プロテクト解除
図
11. 測定条件.................................................................. 50
............................................................................................................................................23
波形切替えのポイント ............................................. 50
表
6. S29JL032H ブートセクタ
設定 プロテクト解除).........................................................23
7. S29JL032H ボトムブートセクタ セクタブロックアドレス(プロ
テクト設定 プロテクト解除)................................................24
8. WP# / ACC モード ......................................................25
/ セクタブロックアドレス(プロテクト
図
12. 入力波形と測定レベル.................................................. 50
/
AC 特性 ..................................................................... 51
リードオンリ動作(注
表
/
1).............................................................................51
13. リード動作タイミング.................................................. 51
/
図
表
ハードウェアリセット(RESET#)(注).........................................52
一時的セクタプロテクト解除 .................................................................25
図
14. リセットタイミング.................................................... 52
図
1. 一時的セクタプロテクト解除動作 ..................................... 26
2. セクタプロテクト設定 プロテクト解除アルゴリズム(システム実
ワード
/
バイト構成(BYTE#
)
................................................................53
図
/
図
15. リード動作時のBYTE# タイミング ................................. 54
16. ライト動作時のBYTE# タイミング ................................. 54
装時)............................................................................... 27
図
SecSi™(セキュアドシリコン)セクタ
フラッシュメモリ領域 .................................................................................28
ハードウェアデータプロテクト .......................................................... 29
イレーズおよびプログラム動作(注1)..........................................55
図
図
図
図
図
図
図
17. プログラム動作タイミング............................................ 56
18. アクセラレーションプログラムタイミングチャート.............. 56
19. チップ セクタイレーズ動作タイミング........................... 57
20. 連続リード ライトサイクルタイミング........................... 58
21. Data# ポーリングのタイミング(自動アルゴリズム実行時)... 58
22. トグルビットのタイミング(自動アルゴリズム実行時).......... 59
低
VCC 時のライト禁止 .............................................................................. 29
/
/
ライトパルス「グリッチ」プロテクト ......................................... 29
論理的禁止 ............................................................................................................. 29
電源投入時のライト禁止 ........................................................................... 29
共通フラッシュメモリ・インタフェース(CFI)....29
23. DQ2
とDQ6 の比較.................................................... 59
一時的セクタプロテクト解除 ................................................................60
表
表
表
表
9. CFI クエリ識別用文字列 ................................................30
10. システムインタフェース文字列 ......................................30
11. デバイスロケーションの定義 .........................................31
12. プライマリベンダ固有拡張クエリ ...................................31
図
24. 一時的セクタプロテクト解除のタイミング図...................... 60
25. セクタ セクタブロックプロテクトおよび
図
/
プロテクト解除のタイミング図 ............................................... 61
イレーズおよびプログラム動作(CE# 制御時)(注
1
)
.... 62
コマンドの定義 ......................................................... 33
データアレイのリード ..................................................................................33
リセットコマンド .............................................................................................33
オートセレクトコマンドシーケンス ................................................34
Enter SecSi Sector / Exit SecSi Sector コマンドシーケンス ...34
図
26. ライト(イレーズ
/ プログラム)動作(CE# 制御時)のタイミン
グ
................................................................................... 63
イレーズ/ プログラミング性能 ................................64
TSOP 端子容量........................................................ 64
外形寸法 ....................................................................65
バイト
/ ワードプログラムコマンドシーケンス .....................34
TS 048
:48 ピンスタンダード TSOP ...............................................65
アンロックバイパスコマンドシーケンス .....................................35
改訂履歴 ....................................................................66
図
3. プログラム動作 ........................................................... 36
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
7
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
製品ガイド
S29JL032H
パーツ番号
60
標準電源電圧範囲:
V
V
= 3.0
= 2.7
~
~
3.6 V
3.6 V
CC
スピードバージョン
70
70
70
30
90
90
90
35
標準電源電圧範囲:
CC
60
60
25
最大アクセスタイム(tACC)(ns
CE# アクセスタイム(tCE)(ns
)
)
OE# アクセスタイム(tOE)(ns
)
ブロック図
4 バンクタイプ
V
V
CC
OE# BYTE#
SS
Mux
ࡃ
ࡦ
ࠢ 1 ࡃ
ࡦ
ࠢ 1 ࠼ࠕ
ࠬ A20–A0
X-
࠺
ࠦ࠳
ࡃ
ࡦ
ࠢ 2 ࠼ࠕ
ࠬ RY/BY#
ࡃ
ࡦ
ࠢ 2 X-
࠺
ࠦ࠳
A20–A0
RESET#
⁁ᘒ
ᓮ
ࠬ
࠲࠹
ࠬ WE#
CE#
DQ15–DQ0
ࠦ
࠼ࡦࡑ
ࠫࠬ࠲
BYTE#
ᓮ
Mux
WP#/ACC
DQ0–DQ15
X-
࠺
ࠦ࠳
ࡃ
ࡦ
ࠢ 3 ࡃ
ࡦ
ࠢ 3 ࠼ࠕ
ࠬ X-
࠺
ࠦ࠳
ࡃ
ࡦ
ࠢ 4 A20–A0
ࡃ
ࡦ
ࠢ 4 ࠼ࠕ
ࠬ Mux
8
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
ブロック図
2 バンクタイプ
OE# BYTE#
V
V
CC
SS
ࡦࡃ
ࠢ࠼ࠕ
ࠬ A20–A0
ࡦࡃ
ࠢ RY/BY#
X-
࠺
ࠦ࠳
A20–A0
RESET#
⁁ᘒ
ᓮ
WE#
CE#
ࠬ
࠲࠹
ࠬ ᓮ
DQ15–DQ0
ࠦ
࠼ࡦࡑ
ࠫࠬ࠲
BYTE#
WP#/ACC
DQ15–DQ0
X-
࠺
ࠦ࠳
ਅ
ࡦࡃ
ࠢ A20–A0
ਅ
ࡦࡃ
ࠢ࠼ࠕ
ࠬ OE# BYTE#
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
9
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
端子配列図
A15
A14
A13
A12
A11
A10
A9
1
2
3
4
5
6
7
8
48
47
46
45
44
43
42
41
A16
BYTE#
VSS
DQ15/A-1
DQ7
DQ14
DQ6
DQ13
DQ5
DQ12
DQ4
VCC
DQ11
DQ3
DQ10
DQ2
DQ9
DQ1
DQ8
DQ0
A8
48 ピン スタンダード
A19
A20
WE#
9
40
39
TSOP
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
38
37
36
35
34
33
32
31
30
29
28
27
26
25
RESET#
NC
WP#/ACC
RY/BY#
A18
A17
A7
A6
A5
A4
A3
A2
A1
OE#
VSS
CE#
A0
10
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
ピンの説明
A20 ~A0
DQ14 ~DQ0
DQ15 / A-1
=
=
=
アドレス入力(21 個)
15 データ入出力(×16 構成バージョン)
DQ15(データ入出力,ワードモード時),
A-1(LSB アドレス入力,バイトモード時)
CE#
OE#
WE#
WP# / ACC
=
=
=
=
チップイネーブル
出力イネーブル
ライトイネーブル
ハードウェアライトプロテクト /
アクセラレーション端子
RESET#
BYTE#
RY / BY#
=
=
=
=
ハードウェアリセット端子,アクティブ = Low
8 ビット / 16 ビットモード選択
Ready / Busy 出力
V
3.0 V 単一電源
CC
(スピードオプションおよび許容電源電圧については,
「製品ガイド」を参照してください)
V
NC
=
=
グラウンド
SS
ノーコネクション(内部的に接続されていない端子)
ロジックシンボル
21
A20
~
A0
16 または8
DQ15
~
(A-1)
DQ0
CE#
OE#
WE#
WP#/ACC
RESET#
BYTE#
RY/BY#
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
11
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
オーダ型格
オーダ番号(有効な組合せ)は,下記の組合せで構成されます。
S29JL032H
60
T
A
I
00
0
パッケージタイプ
0
2
3
=
=
=
トレイ
7
インチテープ&リール
13 インチテープ&リール
モデル番号
01
02
21
22
31
32
41
42
=
=
=
=
=
=
=
=
トップブートデバイス,
ボトムブートデバイス,
トップブートデバイス,
ボトムブートデバイス,
トップブートデバイス,
ボトムブートデバイス,
トップブートデバイス,
ボトムブートデバイス,
4
4
2
2
2
2
2
2
バンク:4 / 12 / 12 / 4 Mb
バンク:4 / 12 / 12 / 4 Mb
バンク:4 / 28 Mb
バンク:4 / 28 Mb
バンク:8 / 24 Mb
バンク:8 / 24 Mb
バンク:16 / 16 Mb
バンク:16 / 16 Mb
温度範囲
I
=
インダストリアル(–40
°C ~+85°C)
パッケージ材
A
F
=
=
スタンダード
鉛フリー
パッケージタイプ
TSOP(シンスモールアウトラインパッケージ)スタンダードの端子配列
T
=
スピードバージョン
60
70
90
=
=
=
60 ns
70 ns
90 ns
デバイスファミリ
S29JL032H
3.0 V 単一電源,32 M ビット(2 M
130 nm プロセステクノロジで製造
×
16 ビット / 4 M ×8 ビット)リード / ライト同時実行フラッシュメモリ
S29JL032H 有効な組合せ
スピード
バージョン
デバイスファミリ
パッケージ&温度
モデル番号
パッケージタイプ
パッケージタイプ
01
02
21
22
31
32
41
42
60
70
90
0
2
3
TAI
TFI
S29JL032H
TS048
TSOP
(注2)
(注1)
注
:
1. 0 タイプが標準品です。その他,必要なオプションを指定してください。
2. スピードバージョンにより,動作VCC 電源電圧範囲が異なります。
有効な組合せ
有効な組合せは,このデバイスの構成をリストしたものです(ただし,大量受注時のみサ
ポート予定)。ご使用になる組合せの有無,ならびに新たにリリースされる組合せについて
は,担当営業までお問い合わせください。
12
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
デバイスバス動作
このセクションでは,デバイス バスの動作条件および使用方法について説明します。デバ
イス バス動作は,内部コマンドレジスタにより開始します。コマンドレジスタ自身は,ア
ドレス可能なメモリロケーションを占有しません。このレジスタは,コマンドならびにコ
マンドの実行に必要なアドレスやデータ情報を格納するためのラッチとなります。レジス
タの内容は,内部のステートマシンへの入力となります。ステートマシンからの出力によ
り,デバイスの機能が制御されます。表 1 にデバイス バス動作と各入力条件,制御レベ
ル,ならびに出力をまとめてあります。それぞれの動作についてはこの後,詳しく説明し
ます。
表1. S29JL032H デバイス バス動作
DQ15
~DQ8
BYTE# =
アドレス
(注
CE# OE# WE# RESET# WP#/ACC
VIH
DOUT
DIN
BYTE# = VIL
動作
1
)
DQ7 ~DQ0
L
L
L
H
L
H
H
L/H
AIN
DOUT
DIN
リード
ライト
DQ14–DQ8 = High-
Z, DQ15 = A-1
H
AIN
X
(注
3
)
VCC
0.3 V
±
VCC ±
0.3 V
X
X
L/H
High-Z
High-Z
High-Z
スタンバイ
L
H
X
H
X
H
L
L/H
L/H
X
X
High-Z
High-Z
High-Z
High-Z
High-Z
High-Z
出力ディセーブル
リセット
X
セクタプロテクト
SA, A6 = L,
A1 = H, A0 = L
L
L
H
H
X
L
L
VID
VID
VID
L/H
X
X
X
X
DIN
DIN
DIN
(注2)
SA, A6 = H,
A1 = H, A0 = L
セクタプロテクト
解除(注
(注
3
)
)
2)
一時的セクタプロ
テクト解除
X
X
(注
3
AIN
DIN
High-Z
凡例:L = 論理Low = VIL,H = 論理High = VIH,VID = 11.5–12.5 V,VHH = 9.0 ±0.5V,X = 任意,SA = セクタアドレス,
AIN = アドレス入力,DIN = データ入力,DOUT = データ出力
注:
1. アドレスは,ワードモード時 A20:A0(BYTE# = VIH),バイトモード時 A20:A-1(BYTE# = VIL)となります。
2. セクタプロテクト機能,およびセクタプロテクト解除機能は,プログラミング装置からも実行できます。「セクタ / セク
タブロック プロテクト設定 / プロテクト解除」のセクションを参照してください。
3. WP# / ACC = VIL 印加時,一番外側のブートセクタはプロテクトされたままになります。WP# / ACC = VIH を印加すると,一
番外側のブートセクタ2 個のプロテクト状態は,「セクタ / セクタブロック プロテクト設定 / プロテクト解除」で説明している方
法により設定された直前の状態(プロテクトまたはプロテクト解除)に従います。WP# / ACC = VHH を印加すると,セクタは
すべてプロテクト解除されます。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
13
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
ワード / バイト構成
BYTE# 端子により,デバイスのデータ入出力端子がバイト構成,ワード構成のどちらで作
動するかが決まります。BYTE# 端子を論理「1」にセットすると,デバイスはワード構成
となり,DQ15 ~DQ0 がアクティブとなって,CE# およびOE# により制御されます。
BYTE# 端子を論理「0」にセットすると,デバイスはバイト構成となり,データ入出力端
子DQ7 ~DQ0 のみがアクティブとなって,CE# およびOE# により制御されます。デー
タ入出力端子(DQ14 ~DQ8)はトライステートとなり,LSB(A-1)アドレス機能の入
力としてDQ15 端子を使用します。
アレイデータをリードするための要件
出力からデータアレイをリードするには,システムはCE# 端子とOE# 端子をV にしな
IL
ければなりません。CE# は電力制御を行ない,デバイスを選択します。また,OE# は出
力制御を行ない,データアレイを各出力ピンへ送出します。WE# は,V に保持する必要
IH
があります。BYTE# 端子により,デバイスがデータアレイをワード,バイトのどちらで出
力するかが決まります。
電源投入時,またはハードウェアリセット後,内部のステートマシンはデータアレイのリー
ド状態に設定されます。これにより,電源変動時でも,メモリの内容が誤って変更されな
いようにしています。このモードでデータアレイをリードする場合,コマンドは特に必要
ありません。標準マイクロプロセッサのリードサイクルで,デバイスのアドレス入力へ有
効なアドレスをアサートすると,デバイスのデータ出力から有効なデータが出力されます。
コマンドレジスタの内容が変更されるまで,各バンクはリードアクセス可能状態です。
タイミング仕様については AC 特性の「リードオンリ動作」の表を,また,タイミング図
については図13 を参照してください。DC 特性表のI
は,データアレイのリード時に
CC1
おけるアクティブ電流仕様を表しています。
コマンド / コマンドシーケンスのライト
コマンドまたはコマンドシーケンスをライトするには(デバイスへのデータのプログラミ
ングやメモリセクタのイレーズ動作を含みます),システムはWE# およびCE# をV に,
IL
また,OE# をV にセットしなければなりません。
IH
書込み動作の場合,BYTE# 端子により,デバイスがバイト,ワードのどちらのプログラム
データを受付けるかが決まります。詳しくは,「ワード / バイト構成」を参照してください。
このデバイスは,高速プログラミングを可能にするアンロックバイパスモードを搭載してい
ます。アンロックバイパスモードでは,ワードまたはバイトのプログラムに必要なライトサ
イクルが4 回ではなく,2 回のみとなります。標準モードとアンロックバイパスモードの両
モードで,コマンドシーケンスによりデバイスにデータをプログラムする方法については,
「バイト / ワードプログラムコマンドシーケンス」のセクションで詳しく説明します。
イレーズ動作では,指定されたセクタまたは複数のセクタをイレーズすることが可能で
あり,デバイス全体をイレーズすることも可能です。各セクタが占有するアドレス空間
を表3 および表4 に示します。同様に,「セクタアドレス」とは,セクタを一意的に選択
するのに必要なアドレスビットのことです。セクタやチップ全体を消去したり,イレー
ズ動作の中断 / 復帰については,「コマンドの定義」のセクションで詳しく説明します。
このデバイスのアドレス空間は 4 つのバンクで構成されています。「バンクアドレス」と
は,バンクを一意的に選択するのに必要なアドレスビットのことです。
DC 特性表のI
は,ライトモード時におけるアクティブ電流仕様を示しています。また,
CC2
ライト動作のタイミング仕様表,およびタイミング図については,「AC 特性」のセクショ
ンを参照してください。
14
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
アクセラレーションプログラム動作
このデバイスは,ACC 機能により,アクセラレーションプログラム動作が可能です。これ
は,WP# / ACC 端子により実現される2 種類の機能の一つです。この機能は,本来,工
場での製造スループットを高めるために設計されたものです。
システムにより,この端子に V
がアサートされると,デバイスは自動的に上記のアン
HH
ロックバイパスモードに入り,プロテクトされたセクタをすべて一時的に解除し,端子に
印加された高電圧によりプログラム動作に要する時間を短縮します。システムは,アンロッ
クバイパスモードに必要なプログラムコマンドシーケンス(2 回サイクル)を使用するこ
とになります。WP# / ACC 端子のV
を解除すると,デバイスは通常の動作に戻ります。
HH
ただし,アクセラレーションプログラミング以外の動作を行なう場合は,WP# / ACC 端
子にV をアサートしないでください。他の動作時の場合,デバイスに損傷を与えること
HH
があります。また,デバイスの動作が不安定になりますので,WP# / ACC 端子をフロー
ティングまたは未接続のままにしないでください。関連する情報として,25 ページの「ラ
イトプロテクト(WP#)」を参照してください。
オートセレクト機能
システムからオートセレクトコマンドシーケンスがライトされると,デバイスはオートセ
レクトモードになります。このモードのとき,システムは(メモリアレイとは別個の)内
部レジスタ DQ15 ~ DQ0 からオートセレクトコードをリードすることができます。この
モードのタイミングは標準のリードサイクルとなります。詳しくは,「オートセレクトモー
ド」および「オートセレクトコマンドシーケンス」を参照してください。
遅延時間ゼロで同時に実行可能なリード / ライト動作
このデバイスは,メモリ内のあるバンクに対してプログラムまたはイレーズ動作を実行し
ながら,別のいずれかのメモリバンクからデータをリードすることができます。また,イ
レーズ動作を中断して,同じバンク内の(イレーズ対象セクタ以外の)別の位置からデー
タをリードしたり,同位置へデータをプログラムすることもできます。同時実行時,リー
ド / ライトサイクルが切替遅延ゼロで開始する様子を図20 に示します。プログラム中の
リード動作およびイレーズ中のリード動作に関する現行仕様を「DC 特性」の表のI
お
CC6
よびI
にそれぞれ示します。
CC7
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
15
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
スタンバイモード
システムがデバイスに対してリードもライトも行なっていない場合,デバイスをスタンバ
イモードに設定します。このモードでは,消費電流を著しく低減でき,OE# 入力にかかわ
らず,各出力は高インピーダンス状態に保持されます。
CE# およびRESET# の両端子をV ±0.3 V にすると,デバイスはCMOS スタンバイ
CC
モードになります(この場合,V よりも,電圧範囲が厳しく制限されます)。CE# およ
IH
びRESET# 端子がV ±0.3 V の範囲内に入っていなくても,V にセットすれば,デ
CC
IH
バイスはスタンバイモードになりますが,スタンバイ電流値は高くなります。デバイスが
いずれかのスタンバイモードにあるとき,リードアクセス時間は標準のアクセスタイム
(t )となり,この時間が経過した後にデータをリードできるようになります。
CE
イレーズまたはプログラミング時にデバイスを選択解除しても,その動作が完了するまで
デバイスはアクティブ電流を消費します。
スタンバイ電流仕様をDC 特性の表のI
に示します。
CC3
オートマチックスリープモード
オートマチックスリープモードは,フラッシュデバイスの消費エネルギーを最小限に抑え
るモードです。t +30 ns にわたってアドレスが変わらないと,デバイスは自動的にこ
ACC
のモードになります。オートマチックスリープモードは,CE#,WE#,およびOE# 制御
信号とは関係がありません。アドレスが変わると,標準のアドレスアクセスタイミングに
より,新しいデータが出力されます。スリープモード時でも,出力データはラッチされま
すのでシステムはいつでもアクセスできます。オートマチックスリープモード電流仕様を
DC 特性の表のI
に示します。
CC5
RESET#:ハードウェアリセット端子
RESET# 端子は,デバイスをハードウェア的にリセットしてデータアレイをリードできる
状態にします。RESET# 端子をt 時間以上,Low にすると,デバイスは直ちに実行中の
RP
動作をすべて終了し,出力端子をすべてトライステートにし,RESET# パルス時間内の
リード / ライトコマンドをすべて無視します。また,デバイスは内部のステートマシンを
リセットして,データアレイをリードできるようにします。データの完全性を確保するに
は,デバイスがコマンドシーケンスを受けられるようになったとき,中断された動作を再
実行することが必要です。
消費電流は,RESET# パルス時間の間,低減されます。RESET# がV ±0.3 V に保持
SS
されると,本デバイスはCMOS スタンバイ電流(I
)を消費します。RESET# がV に
IL
CC4
保持されていても,V ±0.3 V の範囲内にないと,スタンバイ電流は大きくなります。
SS
RESET# 端子は,システム側のリセット回路と接続してもかまいません。このようにする
と,システムリセットを実行するとフラッシュメモリもリセットされますので,フラッシュ
メモリの起動ファームウェアをホストシステムに読込ませることができます。
プログラムまたはイレーズ動作中にRESET# がアサートされると,RY / BY# 端子は,内
部リセット動作が完了するまで「0」(Busy)に保持されます。つまり,t
(自動アル
READY
ゴリズム実行中)時間が必要です。したがって,RY / BY# をモニタする事により,リセッ
ト動作が完了したかを調べることができます。プログラムまたはイレーズ動作が実行され
ていない(RY / BY# 端子が「1」)ときに,RESET# がアサートされると,リセット動作
は t
(自動アルゴリズム未実行中)時間内に完了します。RESET# 端子が V に復
IH
READY
帰して,t 後にデータをリードできるようになります。
RH
RESET# パラメータについては「AC 特性」の表を,タイミング図については図 14 を参
照してください。
16
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
出力ディセーブルモード
OE# 入力がV になると,デバイスからの出力がオフになります。出力端子は高インピー
IH
ダンス状態に設定されます。
表 2. S29JL032H バンクアーキテクチャ
バンク
1
バンク
2
バンク
3
バンク
4
デバイス
モデル番号 メガビット
セクタサイズ
メガビット
セクタサイズ
メガビット セクタサイズ メガビット
セクタサイズ
8
×
8K バイト
4K ワード,
/
24
64K バイト
32K ワード
×
24
バイト
32K ワード
×64K
12M
ビット
12M
ビット
8
×
64Kバイト
/
01, 02
4M ビット
/
/
4M ビット
7
×
32K ワード
64K バイト
/
32K ワード
バンク
1
バンク2
デバイス
モデル番号
メガビット
セクタサイズ
メガビット
セクタサイズ
56
64K バイト / 32K ワード
48
64K バイト / 32K ワード
32
64K バイト / 32K ワード
×
8
×
8K バイト / 4K ワード
21, 22
4M ビット
28M ビット
7
×64K バイト / 32K ワード
8
×
8K バイト / 4K ワード
×
31, 32
41, 42
8M ビット
24M ビット
16M ビット
15
×
64K バイト / 32K ワード
8
×
8K バイト / 4K ワード
×
16M ビット
31
×
64K バイト / 32K ワード
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
17
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
表3. S29JL032H セクタアドレス - トップブートデバイス
セクタサイズ
セクタアドレス
(×8)
(×16)
アドレス範囲
セクタ
(K バイト /
K ワード)
A20 ~A12
アドレス範囲
SA0
SA1
000000xxx
000001xxx
000010xxx
000011xxx
000100xxx
000101xxx
000110xxx
000111xxx
001000xxx
001001xxx
001010xxx
001011xxx
001100xxx
001101xxx
001110xxx
001111xxx
010000xxx
010001xxx
010010xxx
010011xxx
010100xxx
010101xxx
010110xxx
010111xxx
011000xxx
011001xxx
011010xxx
011011xxx
011100xxx
011101xxx
011110xxx
011111xxx
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
000000h ~00FFFFh
010000h ~01FFFFh
020000h ~02FFFFh
030000h ~03FFFFh
040000h ~04FFFFh
050000h ~05FFFFh
060000h ~06FFFFh
070000h ~07FFFFh
080000h ~08FFFFh
090000h ~09FFFFh
0A0000h ~0AFFFFh
0B0000h ~0BFFFFh
0C0000h ~0CFFFFh
0D0000h ~0DFFFFh
0E0000h ~0EFFFFh
0F0000h ~0FFFFFh
100000h ~10FFFFh
110000h ~11FFFFh
120000h ~12FFFFh
130000h ~13FFFFh
140000h ~14FFFFh
150000h ~15FFFFh
160000h ~16FFFFh
170000h ~17FFFFh
180000h ~18FFFFh
190000h ~19FFFFh
1A0000h ~1AFFFFh
1B0000h ~1BFFFFh
1C0000h ~1CFFFFh
1D0000h ~1DFFFFh
1E0000h ~1EFFFFh
1F0000h ~1FFFFFh
000000h ~07FFFh
008000h ~0FFFFh
010000h ~17FFFh
018000h ~01FFFFh
020000h ~027FFFh
028000h ~02FFFFh
030000h ~037FFFh
038000h ~03FFFFh
040000h ~047FFFh
048000h ~04FFFFh
050000h ~057FFFh
058000h ~05FFFFh
060000h ~067FFFh
068000h ~06FFFFh
070000h ~077FFFh
078000h ~07FFFFh
080000h ~087FFFh
088000h ~08FFFFh
090000h ~097FFFh
098000h ~09FFFFh
0A0000h ~0A7FFFh
0A8000h ~0AFFFFh
0B0000h ~0B7FFFh
0B8000h ~0BFFFFh
0C0000h ~0C7FFFh
0C8000h ~0CFFFFh
0D0000h ~0D7FFFh
0D8000h ~0DFFFFh
0E0000h ~0E7FFFh
0E8000h ~0EFFFFh
0F0000h ~0F7FFFh
0F8000h ~0FFFFFh
SA2
SA3
SA4
SA5
SA6
SA7
SA8
SA9
SA10
SA11
SA12
SA13
SA14
SA15
SA16
SA17
SA18
SA19
SA20
SA21
SA22
SA23
SA24
SA25
SA26
SA27
SA28
SA29
SA30
SA31
18
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
表3. S29JL032H セクタアドレス - トップブートデバイス(続き)
セクタサイズ
(K バイト /
K ワード)
セクタアドレス
A20 ~A12
(×8)
アドレス範囲
(×16)
アドレス範囲
セクタ
SA32
SA33
SA34
SA35
SA36
SA37
SA38
SA39
SA40
SA41
SA42
SA43
SA44
SA45
SA46
SA47
SA48
SA49
SA50
SA51
SA52
SA53
SA54
SA55
SA56
SA57
SA58
SA59
SA60
SA61
SA62
SA63
SA64
SA65
SA66
SA67
SA68
SA69
SA70
100000xxx
100001xxx
100010xxx
100011xxx
100100xxx
100101xxx
100110xxx
100111xxx
101000xxx
101001xxx
101010xxx
101011xxx
101100xxx
101101xxx
101110xxx
101111xxx
110000xxx
110001xxx
110010xxx
110011xxx
110100xxx
110101xxx
110110xxx
110111xxx
111000xxx
111001xxx
111010xxx
111011xxx
111100xxx
111101xxx
111110xxx
111111000
111111001
111111010
111111011
111111100
111111101
111111110
111111111
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
8/4
200000h ~20FFFFh
210000h ~21FFFFh
220000h ~22FFFFh
230000h ~23FFFFh
240000h ~24FFFFh
250000h ~25FFFFh
260000h ~26FFFFh
270000h ~27FFFFh
280000h ~28FFFFh
290000h ~29FFFFh
2A0000h ~2AFFFFh
2B0000h ~2BFFFFh
2C0000h ~2CFFFFh
2D0000h ~2DFFFFh
2E0000h ~2EFFFFh
2F0000h ~2FFFFFh
300000h ~30FFFFh
310000h ~31FFFFh
320000h ~32FFFFh
330000h ~33FFFFh
340000h ~34FFFFh
350000h ~35FFFFh
360000h ~36FFFFh
370000h ~37FFFFh
380000h ~38FFFFh
390000h ~39FFFFh
3A0000h ~3AFFFFh
3B0000h ~3BFFFFh
3C0000h ~3CFFFFh
3D0000h ~3DFFFFh
3E0000h ~3EFFFFh
3F0000h ~3F1FFFh
3F2000h ~3F3FFFh
3F4000h ~3F5FFFh
3F6000h ~3F7FFFh
3F8000h ~3F9FFFh
3FA000h ~3FBFFFh
3FC000h ~3FDFFFh
3FE000h ~3FFFFFh
100000h ~107FFFh
108000h ~10FFFFh
110000h ~117FFFh
118000h ~11FFFFh
120000h ~127FFFh
128000h ~12FFFFh
130000h ~137FFFh
138000h ~13FFFFh
140000h ~147FFFh
148000h ~14FFFFh
150000h ~157FFFh
158000h ~15FFFFh
160000h ~167FFFh
168000h ~16FFFFh
170000h ~177FFFh
178000h ~17FFFFh
180000h ~187FFFh
188000h ~18FFFFh
190000h ~197FFFh
198000h ~19FFFFh
1A0000h ~1A7FFFh
1A8000h ~1AFFFFh
1B0000h ~1BFFFFh
1B8000h ~1BFFFFh
1C0000h ~1C7FFFh
1C8000h ~1CFFFFh
1D0000h ~1DFFFFh
1D8000h ~1DFFFFh
1E0000h ~1E7FFFh
1E8000h ~1EFFFFh
1F0000h ~1F7FFFh
1F8000h ~1F8FFFh
1F9000h ~1F9FFFh
1FA000h ~1FAFFFh
1FB000h ~1FBFFFh
1FC000h ~1FCFFFh
1FD000h ~1FDFFFh
1FE000h ~1FEFFFh
1FF000h ~1FFFFFh
8/4
8/4
8/4
8/4
8/4
8/4
8/4
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
19
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
表4. S29JL032H セクタアドレス - ボトムブートデバイス
セクタサイズ
セクタアドレス
(×8)
(×16)
アドレス範囲
セクタ
(K バイト / K
ワード)
A20 ~A12
アドレス範囲
SA0
SA1
000000000
000000001
000000010
000000011
000000100
000000101
000000110
000000111
000001xxx
000010xxx
000011xxx
000100xxx
000101xxx
000110xxx
000111xxx
001000xxx
001001xxx
001010xxx
001011xxx
001100xxx
001101xxx
001110xxx
001111xxx
010000xxx
010001xxx
010010xxx
010011xxx
010100xxx
010101xxx
010110xxx
010111xxx
011000xxx
011001xxx
011010xxx
011011xxx
011100xxx
011101xxx
011110xxx
011111xxx
8/4
000000h ~001FFFh
002000h ~003FFFh
004000h ~005FFFh
006000h ~007FFFh
008000h ~009FFFh
00A000h ~00BFFFh
00C000h ~00DFFFh
00E000h ~00FFFFh
010000h ~01FFFFh
020000h ~02FFFFh
030000h ~03FFFFh
040000h ~04FFFFh
050000h ~05FFFFh
060000h ~06FFFFh
070000h ~07FFFFh
080000h ~08FFFFh
090000h ~09FFFFh
0A0000h ~0AFFFFh
0B0000h ~0BFFFFh
0C0000h ~0CFFFFh
0D0000h ~0DFFFFh
0E0000h ~0EFFFFh
0F0000h ~0FFFFFh
100000h ~10FFFFh
110000h ~11FFFFh
120000h ~12FFFFh
130000h ~13FFFFh
140000h ~14FFFFh
150000h ~15FFFFh
160000h ~16FFFFh
170000h ~17FFFFh
180000h ~18FFFFh
190000h ~19FFFFh
1A0000h ~1AFFFFh
1B0000h ~1BFFFFh
1C0000h ~1CFFFFh
1D0000h ~1DFFFFh
1E0000h ~1EFFFFh
1F0000h ~1FFFFFh
000000h ~000FFFh
001000h ~001FFFh
002000h ~002FFFh
003000h ~003FFFh
004000h ~004FFFh
005000h ~005FFFh
006000h ~006FFFh
007000h ~007FFFh
008000h ~00FFFFh
010000h ~017FFFh
018000h ~01FFFFh
020000h ~027FFFh
028000h ~02FFFFh
030000h ~037FFFh
038000h ~03FFFFh
040000h ~047FFFh
048000h ~04FFFFh
050000h ~057FFFh
058000h ~05FFFFh
060000h ~067FFFh
068000h ~06FFFFh
070000h ~077FFFh
078000h ~07FFFFh
080000h ~087FFFh
088000h ~08FFFFh
090000h ~097FFFh
098000h ~09FFFFh
0A0000h ~0A7FFFh
0A8000h ~0AFFFFh
0B0000h ~0B7FFFh
0B8000h ~0BFFFFh
0C0000h ~0C7FFFh
0C8000h ~0CFFFFh
0D0000h ~0D7FFFh
0D8000h ~0DFFFFh
0E0000h ~0E7FFFh
0E8000h ~0EFFFFh
0F0000h ~0F7FFFh
0F8000h ~0FFFFFh
8/4
SA2
8/4
SA3
8/4
SA4
8/4
SA5
8/4
SA6
8/4
SA7
8/4
SA8
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
SA9
SA10
SA11
SA12
SA13
SA14
SA15
SA16
SA17
SA18
SA19
SA20
SA21
SA22
SA23
SA24
SA25
SA26
SA27
SA28
SA29
SA30
SA31
SA32
SA33
SA34
SA35
SA36
SA37
SA38
20
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
表4. S29JL032H セクタアドレス - ボトムブートデバイス(続き)
セクタサイズ
(K バイト / K
ワード)
セクタアドレス
A20 ~A12
(×8)
アドレス範囲
(×16)
アドレス範囲
セクタ
SA39
SA40
SA41
SA42
SA43
SA44
SA45
SA46
SA47
SA48
SA49
SA50
SA51
SA52
SA53
SA54
SA55
SA56
SA57
SA58
SA59
SA60
SA61
SA62
SA63
SA64
SA65
SA66
SA67
SA68
SA69
SA70
100000xxx
100001xxx
100010xxx
100011xxx
100100xxx
100101xxx
100110xxx
100111xxx
101000xxx
101001xxx
101010xxx
101011xxx
101100xxx
101101xxx
101110xxx
110111xxx
111000xxx
110001xxx
110010xxx
110011xxx
110100xxx
110101xxx
110110xxx
110111xxx
111000xxx
111001xxx
111010xxx
111011xxx
111100xxx
111101xxx
111110xxx
111111xxx
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
64/32
200000h ~20FFFFh
210000h ~21FFFFh
220000h ~22FFFFh
230000h ~23FFFFh
240000h ~24FFFFh
250000h ~25FFFFh
260000h ~26FFFFh
270000h ~27FFFFh
280000h ~28FFFFh
290000h ~29FFFFh
2A0000h ~2AFFFFh
2B0000h ~2BFFFFh
2C0000h ~2CFFFFh
2D0000h ~2DFFFFh
2E0000h ~2EFFFFh
2F0000h ~2FFFFFh
300000h ~30FFFFh
310000h ~31FFFFh
320000h ~32FFFFh
330000h ~33FFFFh
340000h ~34FFFFh
350000h ~35FFFFh
360000h ~36FFFFh
370000h ~37FFFFh
380000h ~38FFFFh
390000h ~39FFFFh
3A0000h ~3AFFFFh
3B0000h ~3BFFFFh
3C0000h ~3CFFFFh
3D0000h ~3DFFFFh
3E0000h ~3EFFFFh
3F0000h ~3F1FFFh
100000h ~107FFFh
108000h ~10FFFFh
110000h ~117FFFh
118000h ~11FFFFh
120000h ~127FFFh
128000h ~12FFFFh
130000h ~137FFFh
138000h ~13FFFFh
140000h ~147FFFh
148000h ~14FFFFh
150000h ~157FFFh
158000h ~15FFFFh
160000h ~167FFFh
168000h ~16FFFFh
170000h ~177FFFh
178000h ~17FFFFh
180000h ~187FFFh
188000h ~18FFFFh
190000h ~197FFFh
198000h ~19FFFFh
1A0000h ~1A7FFFh
1A8000h ~1AFFFFh
1B0000h ~1B7FFFh
1B8000h ~1BFFFFh
1C0000h ~1C7FFFh
1C8000h ~1CFFFFh
1D0000h ~1D7FFFh
1D8000h ~1DFFFFh
1E0000h ~1E7FFFh
1E8000h ~1EFFFFh
1F0000h ~1F7FFFh
1F8000h ~1FFFFFh
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
21
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
オートセレクトモード
オートセレクトモードは,製造メーカ,デバイスID,セクタプロテクトの有無を表す識別
子コードをDQ7 ~DQ0 から出力します。このモードは,本来,プログラムするデバイス
に対応したプログラミングアルゴリズムをプログラミング装置が自動的に設定できるよう
に設計されたものです。ただし,オートセレクトコードは,コマンドレジスタにより,シ
ステムに実装した状態でもアクセスすることができます。
プログラミング装置を使用する場合,オートセレクトモードに入るにはアドレス端子 A9
にVID が与えられなければなりません。また,アドレス端子は表5 に従っていなければな
りません。さらに,セクタプロテクトの設定を検証する場合は,セクタアドレスが適切な
上位アドレスビットに与えられる必要があります。その他のアドレスビット(内容は「任
意」)を表 5 に示します。必要なビットがすべて条件通りに設定されていると,プログラ
ミング装置はDQ7 ~DQ0 から識別子コードをリードすることができます。ただし,シス
テムに実装したまま,たとえば,S29JL032H をシステムに実装してイレーズまたはプロ
グラムする場合,A9 端子に高電圧を印加しなくても,コマンドレジスタからオートセレ
クトコードにアクセスすることもできます。コマンドシーケンスを表13 に示します。オー
トセレクトコマンドの 3 回目のライトサイクル時にアドレスビット A20,A19,および
A18 からバンクアドレス(BA)がアサートされると,ホストシステムはそのバンクから
オートセレクトデータをリードし,すぐに別のバンクからデータアレイを,オートセレク
トモードを終了することなく,リードすることができます。
システムに実装した状態でオートセレクトコードにアクセスするには,表13 に示すように,ホ
ストシステムからコマンドレジスタによりオートセレクトコマンドを実行します。この場合,
VID を必要としません。詳しくは,「オートセレクトコマンドシーケンス」を参照してください。
表5. S29JL032H オートセレクトコード(高電圧方式)
DQ15
~DQ8
A20 A11
A8
A5
BYTE# BYTE#
~
~
~
~
CE# OE# WE# A12 A10 A9 A7 A6 A4 A3 A2 A1 A0 = VIH
= VIL
説明
DQ7 ~DQ0
製造メーカID
Spansion 製品
:
VID
L
L
H
BA
BA
X
X
X
X
L
L
L
L
X
X
L
L
L
L
L
L
L
H
L
X
X
01h
7Eh
0Ah
リード
22h
22h
22h
サイクル
1
2
リード
H
H
H
H
H
H
VID
L
L
H
X
サイクル
00h(ボトムブート)
01h(トップブート)
リード
H
サイクル
3
56h(ボトムブート)
55h(トップブート)
デバイスID
VID
VID
VID
VID
L
L
L
L
L
L
L
L
H
H
H
H
BA
BA
BA
SA
X
X
X
X
X
X
X
X
L
L
L
L
X
X
X
X
X
X
X
L
X
X
X
L
L
L
H
H
H
L
22h
22h
22h
X
X
X
X
X
(モデル21,22
)
)
)
53h(ボトムブート)
50h(トップブート)
デバイスID
(モデル31,32
5Fh(ボトムブート)
5Ch(トップブート)
デバイスID
(モデル41,42
L
01h(保護設定)
00h(保護解除)
セクタプロテクトの
検証
H
82h(工場にてロック
設定),
SecSi インジケータ
ビット
42h(ユーザによる
ロック設定),02h
VID
L
L
H
BA
X
X
L
X
L
L
H
H
X
X
(
DQ6,DQ7)
(工場
/ ユーザによる
ロック設定以外)
凡例:L = 論理Low = V
,H = 論理High = V
,BA = バンクアドレス,SA = セクタアドレス,X = 任意。
IL
IH
22
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
セクタ / セクタブロック プロテクト設定 / プロテクト解除
注: 下記の説明では,「セクタ」は,セクタおよびセクタブロックの両方を意味します。セ
クタブロックとは,同時にプロテクト設定または解除される,隣り合ったセクタ2 個以上
で構成されます(表6 を参照してください)。
ハードウェアセクタプロテクト機能は,メモリ内の任意のセクタの組合せに対して,プロ
グラムとイレーズ動作を禁止することができます。ハードウェアセクタプロテクト解除機
能は,保護を設定されているセクタに対して,プログラムとイレーズ動作を実行できるよ
うにします。セクタのプロテクト設定 / プロテクト解除を行なう方法は2 通りあります。
表 6. S29JL032H ブートセクタ/ セクタブロックアドレス(プロテクト設定/ プロテクト解除)
ࠢ࠲
ꢀ
ࠢ࠶ࡠࡉ࠲
ࠢࠨ
ࠗ࠭ A20–A12
ࠢ࠲
SA0
000000XXX
64 K
ࡃ
ࠗ࠻
000001XXX,
000010XXX
000011XXX
SA1-SA3
192 (3x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
SA4-SA7
SA8-SA11
0001XXXXX
0010XXXXX
0011XXXXX
0100XXXXX
0101XXXXX
0110XXXXX
0111XXXXX
1000XXXXX
1001XXXXX
1010XXXXX
1011XXXXX
1100XXXXX
1101XXXXX
1110XXXXX
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
SA12-SA15
SA16-SA19
SA20-SA23
SA24-SA27
SA28-SA31
SA32-SA35
SA36-SA39
SA40-SA43
SA44-SA47
SA48-SA51
SA52-SA55
SA56-SA59
111100XXX,
111101XXX,
111110XXX
SA60-SA62
192 (3x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
SA63
SA64
SA65
SA66
SA67
SA68
SA69
SA70
111111000
111111001
111111010
111111011
111111100
111111101
111111110
111111111
8 K
ࡃ
ࠗ࠻
8 K
ࡃ
ࠗ࠻
8 K
ࡃ
ࠗ࠻
K
ࡃ
ࠗ࠻
8
8 K
ࡃ
ࠗ࠻
8 K
ࡃ
ࠗ࠻
8 K
ࡃ
ࠗ࠻
8 K
ࡃ
ࠗ࠻
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
23
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
表 7. S29JL032H ボトムブートセクタ / セクタブロックアドレス(プロテクト設定/ プロテクト解除)
ࠢ࠲
ꢀ
ࠢ࠶ࡠࡉ࠲
ࠢࠨ
ࠗ࠭ A20–A12
ࠢ࠲
SA70
111111XXX
64 Kby
111110XXX,
111101XXX,
111100XXX
SA69-SA67
192 (3x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
SA66-SA63
SA62-SA59
SA58-SA55
SA54-SA51
SA50-SA47
SA46-SA43
SA42-SA39
SA38-SA35
SA34-SA31
SA30-SA27
SA26-SA23
SA22–SA19
SA18-SA15
SA14-SA11
1110XXXXX
1101XXXXX
1100XXXXX
1011XXXXX
1010XXXXX
1001XXXXX
1000XXXXX
0111XXXXX
0110XXXXX
0101XXXXX
0100XXXXX
0011XXXXX
0010XXXXX
0001XXXXX
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
ꢁ 256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
256 (4x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
000011XXX,
000010XXX,
000001XXX
SA10-SA8
192 (3x64) K
ࡃ
ࠗ࠻
SA7
SA6
SA5
SA4
SA3
SA2
SA1
SA0
000000111
000000110
000000101
000000100
000000011
000000010
000000001
000000000
8K
ࡃ
ࠗ࠻
8K
ࡃ
ࠗ࠻
8K
ࡃ
ࠗ࠻
8K
ࡃ
ࠗ࠻
8K
ࡃ
ࠗ࠻
8K
ࡃ
ࠗ࠻
8K
ࡃ
ࠗ࠻
8K
ࡃ
ࠗ࠻
セクタのプロテクト設定 / プロテクト解除に必要な条件はRESET# 端子にV を印加す
ID
るだけですので,システムに実装中でも,プログラミング装置からでも実行できます。そ
のアルゴリズムを図2 に,また,タイミング図を図25 に示します。セクタのプロテクト
解除では,セクタプロテクト解除ライトサイクルの前に,まず,プロテクト解除されてい
るセクタをすべて保護設定してください。セクタプロテクト解除アルゴリズムは,すべて
のセクタを一度にプロテクト解除しますので注意してください。したがって,プロテクト
されていたセクタはすべて,プロテクトを個別に再設定しなければなりません。プロテク
トされたセクタ内のデータを効率よく変更するには,一時的セクタプロテクト解除機能を
使用します。「一時的セクタプロテクト解除」を参照してください。
出荷時,デバイスの全セクタはプロテクトされていません。Spansion プログラミングサー
ビス(オプション)では,デバイスのセクタのプログラミングおよびプロテクトを工場に
て設定して出荷することができます。詳しくは,担当営業までお問い合わせください。
セクタがプロテクトされているかどうかを調べることができます。詳しくは,「オートセレ
クトモード」を参照してください。
24
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
ライトプロテクト(WP#)
ライトプロテクト機能は,V を印加することなく,特定のブートセクタを保護するハー
ID
ドウェア的な方法です。これは,WP# / ACC 端子により実現される2 種類の機能の一つ
です。
システムがWP# / ACC 端子にV をアサートすると,「セクタ / セクタブロック プロテ
IL
クト設定 / プロテクト解除」で説明した方法に従って一番外側のブートセクタ(8K バイ
ト×2 個)を保護しているかどうかに関わらず,デバイスはこれらのセクタへのプログラ
ムおよびイレーズ機能を禁止します。一番外側のブートセクタ(8K バイト×2 個)とは,
最下位アドレス(ボトムブート構成時)を含むセクタ(2 個),または最上位アドレス(トッ
プブート構成時)を含むセクタ(2 個)のことです。
システムがWP# / ACC 端子にV をアサートすると,一番外側のブートセクタ(8K バ
IH
イト× 2 個)は以前の状態(プロテクト状態,またはプロテクト解除状態)に戻ります。
すなわち,これら2 個のセクタのセクタプロテクトまたはプロテクト解除は,「セクタ / セ
クタブロック プロテクト設定 / プロテクト解除」で説明した方式によりプロテクトまたは
プロテクト解除されていたかどうかによって決まります。
ただし,デバイスの動作が不安定になりますので,WP# / ACC 端子をフローティングま
たは未接続のままにしないでください。
表 8. WP# / ACC モード
デバイス
WP# 入力電圧
モード
VIL
一番外側のブートセクタ
一番外側のブートセクタ
2
2
個に対するプログラムおよびイレーズ動作を禁止します。
個に対するプログラムおよびイレーズ動作は,直前のプロテクト状
VIH
態に従って許可
/ 禁止します。
アクセラレーションプログラミング(ACC)を可能にします。15 ページの「アクセラレーショ
ンプログラム動作」を参照してください。
VHH
一時的セクタプロテクト解除
(注:下記の説明では,「セクタ」は,セクタおよびセクタブロックの両方を意味します。
セクタブロックとは,同時にプロテクト設定または解除される,隣り合ったセクタ 2 個以
上で構成されます(表6 および表7 を参照してください)。
この機能を使うと,保護設定されているセクタを一時的に保護解除し,システムに実装し
たままデータを変更することができます。RESET# 端子をVID にセットすると,一時的セ
クタプロテクト解除モードになります。このモードでは,プロテクトされていたセクタの
セクタアドレスを選択すれば,そのセクタをプログラムまたはイレーズすることができま
す。RESET# 端子からV を解除すると,前にプロテクトされていたセクタはすべて,再
ID
度,プロテクトされます。この機能のアルゴリズムを図 2 に,タイミング図を図 24 に示
します。WP# / ACC 端子にV を印加すると,一時的セクタプロテクト解除モード時でも,一
IL
番外側のブートセクタ
2
個はプロテクトされたままになります。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
25
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
.
開始
RESET# = VID
(注1)
イレーズ動作または
プログラム動作を実行
RESET# = VIH
一時的セクタ
プロテクト解除完了
(注2)
注:
1. プロテクト設定されていたセクタがすべてプロテクト解
除されます(WP# / ACC = VIL を印加していると,一番
外側のブートセクタ2 個はプロテクトされたままとなり
ます)。
2. 前にプロテクトされていたセクタはすべて,再プロテク
トされます。
図1. 一時的セクタプロテクト解除動作
26
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
㐿ᆎ
㐿ᆎ
ో
ࠢࠍ࠲
⼔㧦 PLSCNT = 1
⼔⸳ቯ
ߥߡࠇߐ
ࠢߦߡߴߔߩ࠲
ኻޔߡߒ
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
⸳ቯ ࠕ
࡞
ࠧ
࠭ߩࡓ
PLSCNT = 1
RESET# = VID
RESET# = VID
࿑␜
ߚࠇߐ
ㇱಽࠍ
ታⴕޕ
ߘ
ߩ
ᓟޔ
1 ms ᓙᯏ
1 ms ᓙᯏ
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
⸃㒰 ࠕ
࠼
ࠬࠍ
ᜰቯޕ
No
৻ᤨ⊛
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
⸃㒰
࠼ࡕ
No
ᦨೋ
ߩ
ࠗ࠻
ࠨ
ࠗࠢ࡞
= 60h? ৻ᤨ⊛
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
⸃㒰
࠼ࡕ
ᦨೋ
ߩ
ࠗ࠻
ࠨ
ࠗࠢ࡞
= 60h? Yes
Yes
ࠢ࠼ࠕ࠲
ࠬࠍ
ࡊ࠶ࠕ࠻࠶
No
ో
ࠢࠍ࠲
⼔⸳ቯ㧫
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
㧦 A6 = 0, A1 = 1,
A0 = 0
ߩ
ࠢ࠼ࠕ࠲
ࠬߦ
60h
ࠍ
ࠗ࠻
Yes
ᦨೋ
ߩ
ࠢ࠼ࠕ࠲
ࠬࠍ
ࡊ࠶ࠕ࠻࠶
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
⸃㒰㧦 A6 = 1, A1 = 1,
A0 = 0
150 µs ᓙᯏ
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
ߩ
ᬌ⸽㧦 A6 = 0, A1 = 1,
A0 = 0
ߩ
ࠢ࠼ࠕ࠲
ࠬߦ
40h
ࠍ
ࠗ࠻
ߩ
ࠢ࠼ࠕ࠲
ࠬߦ
60h
ࠍ
ࠗ࠻
PLSCNT = 1
ߦ
࠻࠶
PLSCNT
ࠍ
Ⴧട
15 ms ᓙᯏ
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
⸃㒰 ߩ
ᬌ⸽㧦 A6 = 1, A1 = 1,
A0 = 0
ߩ
ࠢ࠼ࠕ࠲
ࠬࠄ߆
40h
ࠍ
ࠗ࠻
A6 = 0, A1 = 1,
A0 = 0
ߩ
ࠢ࠼ࠕ࠲
ࠬࠄ߆
࠼
PLSCNT
ࠍ
Ⴧട
No
No
PLSCNT
= 25?
A6 = 1, A1 = 1,
A0 = 0
ߩ
࠺
࠲
= 01h?
ࠢ࠼ࠕ࠲
ࠬࠄ߆
࠼
Yes
No
Yes
ᰴ
ߩ
ࠢ࠼ࠕ࠲
ࠬࠍ
ࡊ࠶ࠕ࠻࠶
Yes
No
PLSCNT
= 1000?
ߩ
ࠢࠍ࠲
⼔㧫
࠺
࠲
= 00h? ࠺
ࡃ
ࠗࠬ㓚 Yes
No
Yes
RESET#
ࠄ߆
VID ශട
ࠍ
⸃㒰 ߩ
No
ᦨᓟ
ߩ
ࠢ࠲
ࠍ
ᬌ⸽㧫 ࠺
ࡃ
ࠗࠬ㓚
࠻࠶
ࠦࠍ࠼ࡦࡑ
ࠗ࠻
Yes
RESET#
ࠄ߆
VID ߩ
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
⸃㒰 ࠕ
࡞
ࠧ
࠭ࡓ
ශട
ࠍ
⸃㒰
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
ࠕ
࡞
ࠧ
࠭ࡓ
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
ቢੌ
࠻࠶
ࠦࠍ࠼ࡦࡑ
ࠗ࠻
ࠢ࠹ࡠࡊ࠲
ࠢ࠻
⸃㒰ቢੌ
図2. セクタプロテクト設定 / プロテクト解除アルゴリズム(システム実装時)
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
27
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
SecSi™(セキュアドシリコン)セクタ
フラッシュメモリ領域
SecSi(セキュアドシリコン)セクタ機能は,エレクトリックシリアル番号(ESN)によ
る永久パーツ ID を可能にするフラッシュメモリ領域を提供します。SecSi セクタは 256
バイト長で,工場出荷時にSecSi セクタがロックされているか否かをSecSi セクタインジ
ケータビット(DQ7)から出力します。このビットは工場にて恒久的に設定されるもので,
変更することはできません。これにより,工場にてロックされたパーツを模造できないよ
うにしています。また,製品出荷後のESN のセキュリティを高めています。
本製品のSecSi セクタは,工場によるロック設定と,ユーザによるロック設定のいずれか
となります。工場によるロック設定バージョンは工場出荷時に必ずプロテクト設定され,
SecSi(セキュアドシリコン)セクタ インジケータビットは恒久的に「1」にセットされ
ます。また,ユーザによるロック設定バージョンのSecSi セクタはプロテクトされずに出
荷され,ユーザの仕様に合わせてこのセクタを使用できるようにしています。ユーザによ
るロック設定バージョンのSecSi(セキュアドシリコン)セクタ インジケータビットは恒
久的に「0」にセットされます。したがって,この SecSi セクタインジケータビットによ
り,工場にてロック設定されたデバイスの代わりとして,ユーザロック可能なバージョン
が使用できないようになっています。このセクタがユーザによりロックされると,SecSi
ユーザインジケータビット(DQ6)が恒久的に「1」にセットされます。また,工場にて
ロックされると恒久的に「0」にセットされます。ユーザによるロックを可能にする場合は
「0」のまま出荷されます。
システムに実装した状態でのSecSi™ セクタセキュアへのアクセスは,コマンドシーケン
スにより行ないます(「Enter SecSi Sector / Exit SecSi Sector コマンドシーケンス」を
参照してください)。システムが「Enter SecSi Sector」(SecSi セクタ開始)コマンド
シーケンスをライトすると,通常,ブートセクタが占有しているアドレスを使用してSecSi
セクタをリードできるようになります。このモードの動作は,システムが「Exit SecSi
Sector」(SecSi セクタ終了)コマンドシーケンスを実行するか,デバイスの電源を切断
するまで継続されます。電源投入時,またはハードウェアリセット時,セクタ0 の最初の
256 バイトへコマンドを送信する状態に復帰します。ただし,SecSi セクタがイネーブル
の場合,ACC 機能およびアンロックバイパスモードは使用できません。
工場にてロック:SecSi セクタは工場にてプログラム,プロテクトされています
工場にてロックされたデバイスのSecSi セクタ は,工場出荷時にプロテクトされます。こ
のSecSi セクタを変更することはできません。ランダムな番号とセキュアなESN の両方で
プリプログラムされます。ランダムな番号(8 ワード)のアドレスは,ワードモード時,
000000h ~ 000007h となります(バイトモード時は 000000h ~ 00000Fh となりま
す)。セキュアな ESN は次の 8 ワード(アドレス 000008h ~ 00000Fh)内にプログラ
ムされます(バイトモード時は,000010h ~ 00001Fh)。次のいずれかの条件でプリプ
ログラムすることができます。
ランダムかつセキュアなESN のみ
ユーザコード(Spansion プログラミングサービス利用時)
ランダムかつセキュアなESN と,ユーザコードの両方(Spansion プログラミングサー
ビス利用時)
Spansionプログラミングサービスについて詳しくは,担当営業までお問い合わせください。
お客様にてロック可能:SecSi セクタは工場にてプログラムもしくはプロテクトされていません
セキュア機能を要求しない場合は,SecSi セクタを通常のフラッシュメモリ空間として使
用することができます。SecSi セクタは何回でもリードできますが,そのプログラムとロッ
ク設定は1 回のみとなります。SecSi セクタをプログラムしている間,アクセラレーショ
ンプログラミング(ACC)とアンロックバイパス機能は使用できません。
28
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
SecSi セクタ領域は,下記のいずれかの方法により,プロテクトを設定できます。
「Enter SecSi Sector Region」(SecSi セクタ領域開始)コマンドシーケンス(3 サイ
クル)をライトした後,図 2 に示すセクタプロテクト設定アルゴリズム(システム実
装時)に従います(ただし,RESET# を V にセットする必要があります)。この方
ID
法では,いずれの端子電圧も高電圧にすることなく,デバイスを実装したまま SecSi
セクタ領域をプロテクトすることができます。ただし,この方法が適用できるのは
SecSi セクタのみとなります。
「Enter SecSi Sector Region」(SecSi セクタ領域開始)コマンドシーケンス(3 サイ
クル)をライトした後,「セクタ / セクタブロック プロテクト設定 / プロテクト解除」
セクションで説明されているセクタ保護方法を使用します。
SecSi セクタをロックして検証したら,システム側から「Exit SecSi Sector Region」
(SecSi セクタ領域終了)コマンドシーケンスをライトして,アレイの残りのリード,ライ
トに戻ります。
いったんSecSi セクタをプロテクトすると,SecSi セクタ領域のプロテクトを解除する方
法はありませんし,SecSi セクタメモリ空間のいずれのビットも変更することはできませ
んので,SecSi セクタのロックは十分注意して行なってください。
ハードウェアデータプロテクト
プログラム動作およびイレーズ動作に対するアンロックコマンドシーケンス条件により,
誤ったライト動作からデータを保護しています(コマンドについては,表 13 を参照して
ください)。また,V 電圧の投入および切断による変動時に発生する誤ったシステムレベ
CC
ル信号,あるいはシステムノイズにより,不慮のイレーズやプログラミングが行なわれな
いようにするため,下記のハードウェアデータプロテクト機能が備えられており,障害を
回避しています。
低V 時のライト禁止
CC
V が V
により,V
未満になると,デバイスはすべてのライトサイクルを受けつけません。これ
電圧の投入および切断時に,データをプロテクトします。コマンドレジスタ
CC
LKO
CC
および内部プログラム / イレーズ回路はすべてディセーブルされ,デバイスはリードモー
ドにリセットされます。V がV 以上に復帰するまで,ライトはすべて無視されます。
CC
LKO
V が V
以上の場合は,意図しないライトを回避するため,システム側は正しい信号
CC
LKO
を制御ピンに供給しなければなりません。
ライトパルス「グリッチ」プロテクト
OE#,CE# または WE# に 5 ns(標準)未満のノイズパルスが発生しても,ライトサイ
クルは開始されません。
論理的禁止
OE# = V ,CE# = V ,または WE# = V のいずれかに保持されると,ライトサイク
IL
IH
IH
ルが禁止されます。ライトサイクルを開始するには,CE# および WE# を論理「0」に,
OE# を論理「1」にセットしなければなりません。
電源投入時のライト禁止
電源投入時,WE# = CE# = V ,OE# = V になると,デバイスはWE# の立上りにお
IL
IH
けるコマンドを無視します。内部のステートマシンは,電源投入時,自動的にリードモー
ドにリセットされます。
共通フラッシュメモリ・インタフェース(CFI)
共通フラッシュメモリ・インタフェース(CFI)仕様は,デバイスとホストシステム間のソ
フトウェア呼び出しハンドシェークに関する骨子を定めており,デバイスファミリのどの
デバイスでも,ベンダ独自のソフトウェアアルゴリズムを使用できるようにしています。
したがって,指定されたフラッシュデバイスファミリでは,デバイスやJEDEC ID に関係
なく,上位および下位互換性のあるソフトウェアサポートが可能になっています。また,
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
29
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
フラッシュ製造ベンダは,長期的な互換性を確保するため,各社のインタフェースを標準
化しています。
このデバイスは,データアレイをリードできる状態のとき,システムがアドレス55h(ワー
ドモード時)またはアドレスAAh(バイトモード時)にCFI クエリコマンド(98h)をラ
イトすると,CFI クエリモードになります。システムは,表 9 ~表 12 に示すアドレスか
ら,CFI 情報をリードすることができます。CFI データのリードを終了するには,リセッ
トコマンドをライトしなければなりません。なお,自動プログラムまたは自動イレーズア
ルゴリズムの実行中は,CFI クエリモードに移行できません。
また,デバイスがオートセレクトモードのときも,システムはCFI クエリコマンドをライ
トできます。デバイスはCFI クエリモードに入りますので,システムは表9 ~表12 に示
すアドレスからCFI データをリードできます。データアレイのリードを終了するには,リ
セットコマンドをライトしなければなりません。
表9. CFI クエリ識別用文字列
アドレス
アドレス
(ワードモード) (バイトモード)
データ
説明
10h
11h
12h
20h
22h
24h
0051h
0052h
0059h
固有ASCII 文字列「QRY」のクエリ
13h
14h
26h
28h
0002h
0000h
プライマリOEM コマンドセット
15h
16h
2Ah
2Ch
0040h
0000h
プライマリ拡張テーブルのアドレス
17h
18h
2Eh
30h
0000h
0000h
代替OEM コマンドセット(00h = 未使用)
19h
1Ah
32h
34h
0000h
0000h
代替OEM 拡張テーブルのアドレス(00h = 未使用)
表10. システムインタフェース文字列
アドレス
アドレス
(ワードモード) (バイトモード)
データ
説明
最小VCC(ライト
/
~
イレーズ)
D0 100 mV
1Bh
1Ch
36h
38h
0027h
0036h
D7 D4 D3
~
:
V,
:
最大VCC(ライト
/
~
イレーズ)
D0 100 mV
D7 D4 D3
~
:
V,
:
1Dh
1Eh
1Fh
3Ah
3Ch
3Eh
0000h
0000h
0003h
最小VPP 電圧(00h = 端子上にVPP がないこと)
最大VPP 電圧(00h = 端子上にVPP がないこと)
単一プログラム(バイト
最小サイズバッファのプログラムに対する標準タイムアウト値
2N µs
00h = 未対応)
単一ブロックイレーズに対する標準タイムアウト値(2N ms
チップイレーズに対する標準タイムアウト値(2N ms
00h = 未対応)
バイト
ワードプログラムに対する最大タイムアウト値(標準時間×2N
バッファプログラムに対する最大タイムアウト値(標準時間×2N
単一ブロックイレーズに対する最大タイムアウト値(標準時間×2N
チップイレーズ最大タイムアウト値(標準時間×2N
00h = 未対応)
/ )
ワード)に対する標準タイムアウト値(2N µs
20h
40h
0000h
(
,
21h
22h
23h
24h
25h
26h
42h
44h
46h
48h
4Ah
4Ch
0009h
0000h
0005h
0000h
0004h
0000h
)
,
/
)
)
)
,
30
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
表 11. デバイスロケーションの定義
アドレス
アドレス
(ワードモード) (バイトモード)
データ
説明
デバイスサイズ = 2N バイト
27h
4Eh
0016h
28h
29h
50h
52h
0002h
0000h
フラッシュデバイスインタフェースの説明(『CFI publication 100』を参照)
複数バイトプログラム時の最大バイト数= 2N
2Ah
2Bh
54h
56h
0000h
0000h
(00h = 未対応)
2Ch
58h
0002h
デバイス内のイレーズブロック数
2Dh
2Eh
2Fh
30h
5Ah
5Ch
5Eh
60h
0007h
0000h
0020h
0000h
イレーズブロック
1 の情報
(「CFI specification」または「CFI publication 100」を参照)
31h
32h
33h
34h
62h
64h
66h
68h
003Eh
0000h
0000h
0001h
イレーズブロック
2 の情報
(「CFI specification」または「CFI publication 100」を参照)
35h
36h
37h
38h
6Ah
6Ch
6Eh
70h
0000h
0000h
0000h
0000h
イレーズブロック
3 の情報
(「CFI specification」または「CFI publication 100」を参照)
39h
3Ah
3Bh
3Ch
72h
74h
76h
78h
0000h
0000h
0000h
0000h
イレーズブロック
4 の情報
(「CFI specification」または「CFI publication 100」を参照)
表12. プライマリベンダ固有拡張クエリ
アドレス
アドレス
(ワードモード) (バイトモード)
データ
説明
40h
41h
42h
80h
82h
84h
0050h
0052h
0049h
固有ASCII 文字列「PRI」のクエリ
43h
44h
86h
88h
0031h
0033h
メジャーバージョン番号(ASCII)(シリコン素子への変更を反映)
マイナーバージョン番号(ASCII)(CFI テーブルへの変更を反映)
アドレス感知アンロック(ビット
1
~0)
0 = 必要,1 = 不要
45h
8Ah
000Ch
シリコン改訂番号(ビット
7
~
2)
イレーズサスペンド
46h
47h
48h
8Ch
8Eh
90h
0002h
0001h
0001h
0 = 未対応,1 = リードオンリ,2 = リード
/ ライト
セクタプロテクト
0 = 未対応,X = 同時プロテクトするセクタ数
一時的セクタプロテクト解除
00 = 未対応,01 = 対応可
セクタプロテクト設定
/ 解除方式
49h
92h
0004h
01 = 29F040 モード,02 = 29F016 モード,03 = 29F400 モード,
04 = 29LV800 モード
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
31
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
アドレス
アドレス
(ワードモード) (バイトモード)
データ
説明(続き)
セクタ数(バンク
1 を除く)
XX = 38(モデル01
XX = 30(モデル31
XX = 20(モデル41
,02
,32
,42
,
)
)
21,22)
4Ah
94h
00XXh
バーストモードタイプ
4Bh
4Ch
96h
98h
0000h
0000h
00 = 未対応,01 = 対応可
ページモードタイプ
00 = 未対応,01 = 4 ワードページ,02 = 8 ワードページ
ACC(アクセラレーション)最小電源電圧
4Dh
4Eh
4Fh
50h
9Ah
9Ch
9Eh
A0h
0085h
0095h
000Xh
0001h
00h = 未対応,D7
ACC(アクセラレーション)最大電源電圧
00h = 未対応,D7 D4 D3 D0
トップ ボトムブートセクタフラグ
~
D4:V,D3
~
D0:
100 mV
100 mV
~
:V,
~
:
/
02h = ボトムブートデバイス,03h = トップブートデバイス
プログラムサスペンド
0 = 未対応,1 = 対応可
バンク構成
00 = アドレス4Ah のデータは「
0
」(ゼロ)です。
02
バンク構成,その他のモデルすべて)
のセクタ数
22
57h
58h
AEh
B0h
000Xh
00XXh
X = 4
(
4
2
バンク構成,モデル01
,
)
X = 2(
バンク
1
の領域情報 - バンク
1
XX = 0F(モデル01,02,21,
)
XX = 17(モデル31
,
32
42
)
XX = 27(モデル41
,
)
バンク
2
の領域情報 - バンク
2
のセクタ数
のセクタ数
XX = 18(モデル01
XX = 38(モデル21
XX = 30(モデル31
XX = 20(モデル41
,02
,22
,32
,42
)
)
)
)
59h
B2h
00XXh
バンク
XX = 18(モデル01
XX = 00(その他のモデルすべて)
バンク の領域情報 - バンク のセクタ数
XX = 08(モデル01 02
3
の領域情報 - バンク
3
5Ah
5Bh
B4h
B6h
00XXh
00XXh
,02
)
4
4
,
)
XX = 00(その他のモデルすべて)
32
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
コマンドの定義
あるアドレスまたはデータコマンド(またはコマンドシーケンス)をコマンドレジスタに
ライトすると,デバイスの動作が始まります。有効なレジスタコマンドシーケンスを表13
にまとめます。誤ったアドレス値やデータ値をライトしたり,誤ったシーケンスでライト
すると,デバイスは未知の状態になります。この場合,デバイスをデータアレイのリード
状態に復帰させるには,リセットコマンドを実行しなければなりません。
アドレスはすべて,WE# またはCE# の立下り(いずれか遅い方)でラッチされます。ま
た,データはすべて,WE# または CE# の立上り(いずれか早い方)でラッチされます。
タイミング図については,「AC 特性」のセクションを参照してください。
データアレイのリード
電源投入時,デバイスは自動的にデータアレイのリード状態に設定されます。このため,
データをリードするにはコマンドは必要ありません。自動プログラムアルゴリズム,また
は自動イレーズアルゴリズムが終了すると,各バンクはデータアレイのリード状態になり
ます。
イレーズサスペンドコマンドを実行すると,対応するバンクはイレーズ-サスペンド-リー
ドモードになり,システムは,同じバンク内のセクタのうち,イレーズサスペンドを指定
されていないセクタからデータをリードすることができます。標準のリードタイミングで
データアレイをリードすることができますが,イレーズサスペンドされたセクタ内のアド
レスをリードすると,ステータスデータが出力されます。イレーズサスペンドモードにお
けるプログラミング動作が完了すると,システムは同じ例外中でデータアレイのリードを
再実行することができます。詳しくは,「イレーズサスペンド / イレーズレジュームコマン
ド」のセクションを参照してください。
ただし,プログラム動作中,またはイレーズ動作中にDQ5 がHigh になったり,バンクが
オートセレクトモードにある場合,バンクをリードモード(またはイレーズ - サスペンド
- リードモード)に復帰させるには,システムはリセットコマンドを実行しなければなり
ません。詳しくは,「リセットコマンド」のセクションを参照してください。
また,「デバイス バス動作」のセクションのアレイデータをリードするための要件も参照
してください。「リードオンリ動作」の表にリードパラメータを,また,図13 にタイミン
グ図を示します。
リセットコマンド
リセットコマンドをライトすると,バンクはリードモードまたはイレーズ - サスペンド -
リードモードにリセットされます。このコマンドのアドレスビットは任意です。
リセットコマンドは,実際にイレーズ動作が開始される前の,イレーズコマンドシーケン
スにおけるシーケンスサイクルの間にライトすることができます。これにより,システム
がライトしていたバンクがリードモードにリセットされます。ただし,イレーズ動作が開
始された後は,デバイスはその動作が完了するまで,リセットコマンドを無視します。
リセットコマンドは,実際にプログラミング動作が開始される前の,プログラムコマンド
シーケンスサイクルの間にライトすることができます。これにより,システムがライトし
ていたバンクがリードモードにリセットされます。バンクがイレーズサスペンドモードの
時にプログラムコマンドシーケンスがライトされた場合,リセットコマンドをライトする
と,バンクはイレーズ - サスペンド - リードモードにリセットされます。ただし,プログ
ラミング動作が開始された後は,その動作が完了するまでリセットコマンドを無視します。
リセットコマンドは,オートセレクトコマンドシーケンスにおけるシーケンスサイクルの
間にライトすることができます。オートセレクトモードに移行した後にリードモードに戻
るには,リセットコマンドをライトしなければなりません。バンクがイレーズサスペンド
モードの時にオートセレクトモードに移行した場合,リセットコマンドをライトすると,
バンクはイレーズ- サスペンド- リードモードにリセットされます。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
33
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
ただし,プログラム動作中,またはイレーズ動作中にDQ5 がHigh になった場合,リセッ
トコマンドをライトすると,バンクはリードモード(または,そのバンクがイレーズサス
ペンドモードであった場合は,イレーズ-サスペンド-リードモード)にリセットされます。
オートセレクトコマンドシーケンス
ホストシステムからオートセレクトコマンドシーケンスを実行すると,製造メーカコード
やデバイスコードにアクセスしたり,セクタがプロテクトされているかを調べることがで
きます。オートセレクトコマンドシーケンスは,リードモード,またはイレーズ - サスペ
ンド - リードモードとなっているバンク内のアドレスにライトすることができます。ただ
し,別のバンクのプログラム動作中またはイレーズ動作中は,オートセレクトコマンドを
ライトしないでください。
アンロックサイクルを2 回ライトして,オートセレクトコマンドシーケンスを開始します。
次に,バンクアドレスとオートセレクトコマンドを指定する3 回目のライトサイクルを実
行します。これにより,バンクはオートセレクトモードになります。システムは,コマン
ドシーケンスを再実行しなくても,任意の回数,オートセレクトコードをリードすること
ができます。
アドレスおよびデータ条件を表 13 に示します。セクタプロテクトに関する情報を調べる
には,正しいバンクアドレス(BA)とセクタアドレス(SA)をライトする必要がありま
す。アドレス範囲,およびバンク番号とそのセクタを表3 および表4 に示します。
リードモード(または,バンクがイレーズサスペンドモードであった場合は,イレーズ -
サスペンド- リードモード)に戻るには,リセットコマンドをライトする必要があります。
Enter SecSi Sector / Exit SecSi Sector コマンドシーケンス
SecSi セクタ領域は,16 バイト構成のランダムなエレクトロニックシリアル番号(ESN)
を格納するセキュアなデータ領域です。Enter SecSi Sector コマンドシーケンス(サイク
ル3 回)を実行すると,SecSi セクタ領域にアクセスできます。Exit SecSi Sector コマ
ンドシーケンス(サイクル4 回)を実行するまで,SecSi セクタ領域へのアクセスが継続
されます。Exit SecSi Sector コマンドシーケンスを実行すると,デバイスは通常の動作
に戻ります。デバイスが自動プログラムアルゴリズム,または自動イレーズアルゴリズム
を実行している場合,SecSi セクタにはアクセスできません。両コマンドシーケンスのア
ドレスおよびデータ条件を表 13 に示します。また,「SecSi™(セキュアドシリコン)セ
クタ フラッシュメモリ領域」も参照してください。ただし,SecSi セクタがイネーブルさ
れていると,ACC 機能とアンロックバイパスモードは使用できません。
バイト / ワードプログラムコマンドシーケンス
デバイスは,BYTE# 端子の状態により,ワードまたはバイト単位でプログラムされます。
プログラミングは,4 バスサイクル動作となります。アンロックライトサイクル(2 回)の
後に,プログラムセットアップコマンドをライトして,プログラムコマンドシーケンスを
開始します。次に,プログラムアドレスとデータがライトされると,自動プログラムアル
ゴリズムがスタートします。この後,システム側からは制御やタイミングを取る必要はあ
りません。デバイスは,自動的に,プログラムパルスを内部生成し,プログラムされたセ
ルマージンを検証します。バイトプログラムコマンドシーケンスのアドレスおよびデータ
条件を表13 に示します。
自動プログラムアルゴリズムが完了すると,バンクはリードモードに戻り,アドレスはラッ
チされなくなります。システムは,DQ7,DQ6 またはRY / BY# により,プログラム動作
の状態を調べることができます。これらのステータスビットについては,ライト動作ステー
タスのセクションを参照してください。
34
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
自動プログラムアルゴリズムの実行中は,デバイスにライトされるコマンドはすべて無視
されます。ただし,ハードウェアリセットを実行すると,直ちにプログラム動作が終了し
ます。バンクがリードモードに戻った場合は,プログラムコマンドシーケンスを再実行し
て,データの完全性を確保してください。また,プログラム動作中は,SecSi セクタ機能,
オートセレクト機能,およびCFI 機能は使用できません。
プログラミングは,いずれの順番でも,また,セクタ境界を越えて実行することもできま
す。ビットをプログラムして「0」から「1」に戻すことはできません。このようにすると,
バンクはDQ5 = 1 にセットされてしまうか,DQ7 およびDQ6 ステータスビットの情報
が正常動作を示すものになってしまいます。ただし,続けてリードを行なうと,データが
「0」のままであることがわかります。「0」を「1」に変更できるのは,イレーズ動作のみ
となります。
アンロックバイパスコマンドシーケンス
アンロックバイパス機能を使用すると,通常のプログラムコマンドシーケンスを使用する
場合よりも,バイトまたはワードをバンクへプログラムするスピードが速くなります。ま
ず,アンロックサイクルを2 回ライトして,アンロックバイパスコマンドシーケンスを開
始します。この後,アンロックバイパスコマンド(20h)を入れたライトサイクル(3 回
目)が続きます。この後,そのバンクはアンロックバイパスモードになります。このモー
ドでプログラムする必要があるのは,サイクル2 回のアンロックバイパスプログラムコマ
ンドシーケンスのみとなります。このシーケンスの最初のサイクルでは,アンロックバイ
パスプログラムコマンド(A0h)を実行します。2 番目のサイクルでは,プログラムアド
レスとデータを指定します。この後,データは同じ方法でプログラムします。このモード
では,通常のプログラムコマンドシーケンスで必要な最初のアンロックサイクル2 回が不
要になりますので,トータルのプログラミング時間が短縮されます。このコマンドシーケ
ンスの条件を表13 に示します。
アンロックバイパスモードで使用できるコマンドは,アンロックバイパスプログラムコマ
ンドと,アンロックバイパスリセットコマンドのみとなります。アンロックバイパスモー
ドを終了するには,サイクル2 回のアンロックバイパスリセットコマンドシーケンスを実
行します。(表12 を参照してください)。
本デバイスは,WP# / ACC 端子を使用したアクセラレーションプログラム動作が可能で
す。システムがWP# / ACC 端子にV をアサートすると,デバイスは自動的にアンロッ
HH
クバイパスモードになります。そして,システムはサイクル2 回のアンロックバイパスプ
ログラムコマンドシーケンスをライトできます。デバイスはWP# / ACC 端子に高電圧を
与えられることによりプログラム動作を高速化します。ただし,アクセラレーションプロ
グラミング以外の動作を行なう場合は,WP# / ACC 端子をV にセットしないでくださ
HH
い。他の動作時の場合,デバイスに損傷を与えます。また,デバイスの動作が不安定にな
りますので,WP# / ACC 端子をフローティングまたは未接続のままにしないでください。
プログラム動作のアルゴリズムを図3 に示します。パラメータについては,「AC 特性」の
セクションの「イレーズおよびプログラム動作」の表を,タイミング図については,図17
を参照してください。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
35
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
㐿ᆎ
ࡊ
ࡠ
ࠣࡓ
ࠦ࠼ࡦࡑ
ࠪ
ࡦࠤ
ࠬ
ࠗ࠻
ࠪࠬ
ߩࠄ߆ࡓ࠹
࠺
ࡦࡐ࠲
ࠣ ⥄േ
ࡊ
ࡠ
ࠣࡓ
ࠕ
࡞
ࠧ
࠭ࡓ
ታⴕਛ
ࡌ
ࠔࡈ
ࠗ࠲࠺
㧫 No
Yes
No
ᰴ
࠼ࠕ
ࠬ
ࠬ࠼ࠕ࠻
ࠬ㧫 Yes
ࡊ
ࡠ
ࠣࡓ
ቢੌ
注
:
プログラムコマンドシーケンスについては,表13 を参照してください。
図3. プログラム動作
チップイレーズコマンドシーケンス
チップイレーズは,6 バスサイクル動作になります。アンロックサイクル(2 回)の後に,
プログラムセットアップコマンドをライトして,チップイレーズコマンドシーケンスを開
始します。さらに,アンロックライトサイクル(2 回)の後にチップイレーズコマンドを
ライトすると,自動イレーズアルゴリズムがスタートします。イレーズの前にプリプログ
ラムする必要はありません。自動イレーズアルゴリズムが自動的にプリプログラムし,電
気的な消去を行なう前に,メモリ全体がすべてゼロになっているかが検証されます。これ
らの動作中,システム側からは制御やタイミングを取る必要はありません。チップイレー
ズコマンドシーケンスのアドレスおよびデータ条件を表13 に示します。
自動イレーズアルゴリズムが完了すると,バンクはリードモードに戻り,アドレスはラッ
チされなくなります。システムは,DQ7,DQ6,DQ2 または RY / BY# により,イレー
ズ動作の状態を調べることができます。これらのステータスビットについては,「ライト動
作ステータス」のセクションを参照してください。
チップイレーズ動作中にライトされるコマンドはすべて無視されます。ただし,ハードウェ
アリセットを実行すると,直ちにイレーズ動作が終了します。このような場合,バンクが
データアレイのリード状態に戻ったら,チップイレーズコマンドシーケンスを再度実行し
て,データの完全性を確保してください。また,イレーズ動作中は,SecSi セクタ機能,
オートセレクト機能,およびCFI 機能は使用できません。
36
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
イレーズ動作のアルゴリズムを図4 に示します。パラメータについては,「AC 特性」のセ
クションの「イレーズおよびプログラム動作」の表を,タイミング図については,図19 を
参照してください。
セクタイレーズコマンドシーケンス
セクタイレーズは,6 バスサイクル動作になります。アンロックサイクル(2 回)の後に,
プログラムセットアップコマンドをライトして,セクタイレーズコマンドシーケンスを開
始します。さらに,アンロックサイクル(2 回)の後に,消去するセクタアドレスとセク
タイレーズコマンドを続けます。セクタイレーズコマンドシーケンスのアドレスおよび
データ条件を表13 に示します。
イレーズの前にプリプログラムする必要はありません。自動イレーズアルゴリズムが自動
的にプログラムし,電気的な消去を行なう前に,セクタ全体がすべてゼロのデータパター
ンになっているかが検証されます。これらの動作中,システム側からは制御やタイミング
を取る必要はありません。
コマンドシーケンスをライトすると,80 µs のセクタイレーズタイムアウトがスタートし
ます。このタイムアウト時間の間に,別のセクタアドレスとセクタイレーズコマンドをラ
イトすることができます。セクタイレーズバッファはどのシーケンスでもロードすること
ができ,セクタ数の範囲は1 セクタから全セクタまでの間となります。これらのサイクル
を追加する時間は80 µs 未満でなければなりません。この時間を超えると,イレーズ動作
が開始されます。タイムアウト時間を過ぎた後にライトされたセクタイレーズアドレスお
よびコマンドは,無視される場合があります。したがって,この時間の間はプロセッサの
割り込みを禁止して,コマンドをすべてライトできるようにしてください。最後のセクタ
イレーズコマンドをライトしたら,割り込みをイネーブルしてかまいません。タイムアウ
ト時間内にセクタイレーズまたはイレーズサスペンド以外のコマンドをライトすると,バ
ンクはリードモードに戻ります。したがって,システムはコマンドシーケンスと,他のア
ドレスやコマンドを再度ライトしなければなりません。
システムはDQ3 をモニタし,セクタイレーズタイマがタイムアウトしたかどうかを調べる
ことができます(「DQ3:セクタイレーズタイマ」のセクションを参照してください)。タ
イムアウトは,コマンドシーケンスの最後のWE# の立上り,またはCE# パルス(の最初
の立上り)から始まります。
自動イレーズアルゴリズムが完了すると,バンクはデータアレイのリード状態に戻り,ア
ドレスはラッチされなくなります。自動イレーズ動作の実行中でも,システムはイレーズ
の対象となっていないバンクからデータをリードすることができます。システムは,DQ7,
DQ6,DQ2,または RY / BY# をリードすることにより,イレーズ対象バンクのイレーズ
動作の状態を調べることができます。これらのステータスビットについては,「ライト動作
ステータス」のセクションを参照してください。
いったん,セクタイレーズ動作がスタートすると,実行可能なコマンドはイレーズサスペ
ンドコマンドのみとなります。これ以外のコマンドはすべて無視されます。ただし,ハー
ドウェアリセットを実行すると,直ちにイレーズ動作が終了します。このような場合,バ
ンクがデータアレイのリード状態に戻ったら,セクタイレーズコマンドシーケンスを再度
実行して,データの完全性を確保してください。また,イレーズ動作中は,SecSi セクタ
機能,オートセレクト機能,およびCFI 機能は使用できません。
イレーズ動作のアルゴリズムを図4 に示します。パラメータについては,「AC 特性」セク
ションの「イレーズおよびプログラム動作」の表を,タイミング図については,図 19 を
参照してください。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
37
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
㐿ᆎ
ࠗ
࠭ࠦ࠼ࡦࡑ
ࠪ
ࡦࠤ
ࠬߩ
ࠗ࠻
(ᵈ 1, 2)
ࠪࠬ
ߩࠄ߆ࡓ࠹
ࠗ
࠭ࡦࡃ
ࠢ߳ߩ
࠺
ࡦࡐ࠲
ࠣ ⥄േࠗ
࠭ ࠕ
࡞
ࠧ
࠭ࡓ
ታⴕਛ
No
࠺
࠲
= FFh? Yes
ࠗ
࠭ቢੌ 注:
1. イレーズコマンドシーケンスについては,表13 を参照してください。
2. セクタイレーズタイマについては,DQ3 に関するセクションを参照し
てください。
図4. イレーズ動作
イレーズサスペンド / イレーズレジュームコマンド
イレーズサスペンドコマンド(B0h)を実行すると,システムはセクタイレーズ動作を中
断して,消去の対象となっていない任意のセクタにおいてデータをリードしたり,データ
をプログラムすることができます。このコマンドをライトする場合は,バンクアドレスが
必要になります。ただし,このコマンドが有効となるのは,セクタイレーズコマンドシー
ケンス内における(80 µs のタイムアウト時間を含めた)セクタイレーズ動作中のみとな
ります。イレーズサスペンドコマンドをチップイレーズ動作中や,自動プログラムアルゴ
リズムの実行中にライトしても無視されます。バンクアドレスには,イレーズ動作の対象
として現在,選択しているセクタのいずれかを指定しなければなりません。
セクタイレーズ動作中にイレーズサスペンドコマンドをライトすると,このイレーズ動作
を中断するまでの遅延時間は最大20 µs となります。ただし,セクタイレーズタイムアウ
ト時間内にイレーズサスペンドコマンドをライトすると,デバイスは直ちにタイムアウト
時間を停止して,イレーズ動作を中断します。
-
-
イレーズ動作が中断されると,バンクはイレーズ サスペンド リードモードに入ります。こ
のとき,システムは,消去の対象となっていない任意のセクタのデータをリードしたり,
データをプログラムすることができます(「イレーズサスペンド」は,消去の対象として指
定されたすべてのセクタに適用されます)。イレーズサスペンドの対象セクタ内のいずれか
のアドレスからリードすると,DQ7 ~DQ0 のステータス情報が変化します。システムは,
DQ7(またはDQ6)とDQ2 から,セクタのイレーズ動作中か,イレーズサスペンド中か
を調べることができます。これらのステータスビットについては,「ライト動作ステータ
ス」のセクションを参照してください。
38
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
イレーズサスペンド中のプログラム動作が完了すると,バンクはイレーズ - サスペンド -
リードモードに戻ります。通常のバイトプログラム動作のときと同じように,システムは,
DQ7 またはDQ6 ステータスビットにより,プログラム動作の状態を調べることができま
す。詳しくは,「ライト動作ステータス」を参照してください。
イレーズ - サスペンド - リードモードのとき,システムはオートセレクトコマンドシーケ
ンスを実行することもできます。オートセレクトコードはメモリアレイ内には格納されま
せんので,消去対象のセクタ内のアドレスを使用してもコードをリードすることができま
す。オートセレクトモードを終了すると,イレーズサスペンドモードに戻り,他の有効な
動作を行なえるようになります。詳しくは,「オートセレクトモード」および「オートセレ
クトコマンドシーケンス」を参照してください。
セクタイレーズ動作を再開させるには,イレーズレジュームコマンドをライトする必要が
あります。このコマンドをライトする際,イレーズサスペンドされているバンクのバンク
アドレスが必要です。また,この後にレジュームコマンドをライトしても無視されます。
デバイスがイレーズ動作を再開すると,イレーズサスペンドコマンドを再度,ライトでき
ます。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
39
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
表13. S29JL032H コマンドの定義
バスサイクル(注2 ~注5)
1 回目
アド
2 回目
アド
3 回目
4 回目
5 回目
アドレス
6 回目
コマンド
シーケンス
(注1)
レス
データ
レス
データ
アドレス
データ アドレス データ
データ アドレス データ
1
1
RA
RD
F0
リード(注6)
リセット(注7)
XXX
555
AAA
555
AAA
555
AAA
555
2AA
555
2AA
555
2AA
555
2AA
555
2AA
555
2AA
555
2AA
555
2AA
555
(BA)555
(BA)AAA
(BA)555
(BA)AAA
(BA)555
(BA)AAA
(BA)555
(BA)AAA
555
AAA
555
AAA
555
ワード
バイト
ワード
バイト
ワード
バイト
ワード
バイト
ワード
バイト
ワード
バイト
ワード
バイト
ワード
バイト
4
6
4
4
3
4
4
3
AA
AA
AA
AA
AA
AA
AA
AA
55
55
55
55
55
55
55
55
90
90
90
90
88
90
A0
20
(BA)X00
(BA)X01
01
製造メーカID
(BA)X0E
(BA)X1C
(BA)X0F
(BA)X1E
表5
参照
表5
参照
表5
デバイスID(注9)
(BA)X02 参照
(BA)X03
(BA)X06
(SA)X02
(SA)X04
82/
02
SecSi セクタプロテクト
(工場設定)(注10)
00/
01
セクタ / セクタブロック
プロテクト検証(注11)
AAA
555
AAA
555
AAA
555
AAA
555
AAA
SecSi セクタエントリ
SecSi セクタイクシィット
プログラム
XXX
PA
00
PD
AAA
555
AAA
アンロックバイパス
アンロックバイパスプログラム
(注12)
アンロックバイパスリセット(注13)
2
2
XXX
A0
90
PA
PD
00
XXX
555
AAA
555
AAA
BA
XXX
2AA
555
2AA
555
555
AAA
555
AAA
555
AAA
555
AAA
2AA
555
2AA
555
555
AAA
ワード
6
6
AA
AA
55
55
80
80
AA
AA
55
55
10
30
チップイレーズ
バイト
ワード
SA
セクタイレーズ
バイト
1
1
B0
30
イレーズサスペンド(注14)
イレーズレジューム(注15)
BA
55
AA
ワード
CFI クエリ(注16)
バイト
1
98
凡例:
X = 任意
PD = アドレスPA にプログラムされるデータ。データはすべて,WE# また
はCE# パルスの立上り(いずれか早い方)でラッチされます。
RA = 読出しメモリアドレス
SA = 検証(オートセレクトモード時),または消去されるセクタアドレス。
セクタは,アドレスビットA20 ~A12 により,一意的に選択されます。セク
タアドレスについては,表3 および表4 を参照してください。
RD = リード動作時にロケーションRA からリードされるデータ
PA = プログラムされるメモリロケーションアドレス。アドレスはすべて,
WE# またはCE# パルスの立下り(いずれか遅い方)でラッチされます。
BA = 現行のバイパスモードからオートセレクトモードに切替えるバンクのア
ドレス,またはイレーズされているバンクのアドレス。アドレスA20 ~A18
により,バンクは一意的に選択されます。
注:
1. バス動作については,表1 を参照してください。
2. 数値はすべて16 進表記です。
9. モデル01 および02 の場合,デバイスID は,4 回目~6 回目のサイク
ル内にリードする必要があります。
3. リードサイクル,ならびにオートセレクトコマンドシーケンスの4 回目
~6 回目のサイクルを除き,バスサイクルはすべてライトサイクルです。
4. RD およびPD を除くコマンドシーケンス内のデータビットDQ15 ~
DQ8 は任意です。
5. 特に明記しない限り,アンロックおよびコマンドサイクルのアドレス
ビットA20 ~A11 は任意です(ただし,SA またはPA が必要な場合を
除きます)。
6. バンクがデータアレイをリードしている場合,アンロックサイクル,お
よびコマンドサイクルを必要としません。
7. オートセレクトモード時,またはステータス情報を出力中にDQ5 が
High になった場合,リードモードに戻るには(または,イレーズサスペ
ンドであった場合にイレーズ- サスペンド- リードモードに戻るには),
リセットコマンドが必要です。
8. オートセレクトコマンドシーケンスの4 回目のサイクルはリードサイク
ルです。製造メーカID,デバイスID 情報,またはSecSi セクタのプロ
テクト(工場設定)情報を得るには,システムからバンクアドレスを指定
する必要があります。データビットDQ15 ~DQ8 は任意となります。リ
セットコマンドを実行するまでは,オートセレクトアドレスをリードして
いる間のバンクアドレスは同じものでなければなりません。詳しくは,
オートセレクトコマンドシーケンス のセクションを参照してください。
10. データは,「82h」(工場にてロック設定),「40h」(カスタマーによる
ロック設定),または「02h」(工場 / カスタマーによるロック設定以外)
となります。
11. データは,プロテクト未設定のセクタ / セクタブロックの場合は
「00h」,プロテクト設定したセクタ / セクタブロックの場合は「01h」
となります。
12. アンロックバイパスコマンドは,アンロックバイパスプログラムコマン
ドよりも先に実行しなければなりません。
13. アンロックバイパスモードからリードモードに戻るには,アンロックバ
イパスリセットコマンドを実行しなければなりません。
14. イレーズサスペンドモードのとき,システムは,消去対象のセクタ以外
のセクタに対して,リードおよびプログラムを実行したり,オートセレ
クトモードに移行させることができます。イレーズサスペンドコマンド
はセクタイレーズ動作時のみ有効で,バンクアドレスが必要になります。
15. イレーズレジュームコマンドはイレーズサスペンドモード時のみ有効で,
バンクアドレスが必要になります。
16. データアレイをリードできる状態の場合,またはオートセレクトモード
のとき,コマンドが有効になります。
40
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
ライト動作ステータス
デバイスは,プログラムまたはイレーズ動作の状態を調べるビット(DQ2,DQ3,DQ5,
DQ6 およびDQ7)を用意しています。これらのビットの機能について,表14 および下記
のサブセクションで説明します。DQ7 とDQ6 は,それぞれ,プログラムまたはイレーズ
動作が完了しているか,実行中であるかを調べる手段となります。また,デバイスはハー
ドウェアによる出力信号(RY / BY#)を生成します。これにより,自動プログラムまたは
イレーズ動作が実行中であるか,完了しているかを調べることができます。
DQ7:Data# ポーリング
Data# ポーリングビット(DQ7)は,自動プログラムまたはイレーズアルゴリズムが実行
中であるか,完了しているか,あるいは,バンクがイレーズサスペンドモードになってい
るかをホストシステムに示します。Data# ポーリングは,コマンドシーケンスの最後の
WE# パルスの立上りの後に有効になります。
自動プログラムアルゴリズムが実行されている間,デバイスは DQ7 にプログラムされた
データの補数をDQ7 に出力します。このDQ7 状態は,イレーズサスペンドモード時のプ
ログラミングにも当てはまります。自動プログラムアルゴリズムが完了すると,デバイス
はDQ7 にプログラムされたデータを出力します。有効なステータス情報をDQ7 からリー
ドするため,システムはプログラムアドレスを指定する必要があります。プログラムアド
レスがプロテクトされたセクタ内のアドレスである場合,DQ7 のData# ポーリングは約
1 µs の間アクティブになり,その後,バンクはリードモードに戻ります。
自動イレーズアルゴリズムを実行している間,Data# ポーリングの DQ7 は「0」を出力
します。自動イレーズアルゴリズムが完了するか,バンクがイレーズサスペンドモードに
入ると,Data# ポーリングのDQ7 は「1」を出力します。有効なステータス情報をDQ7
からリードするため,システムは,消去の対象として選択されたいずれかのセクタ内にあ
るアドレスを指定する必要があります。
イレーズコマンドシーケンスをライトした後,消去用として選択されたセクタがすべてプ
ロテクトされていると,DQ7 の Data# ポーリングは約 100 µs の間アクティブとなり,
その後,バンクはリードモードに戻ります。選択されたセクタのすべてがプロテクトされ
ているわけではない場合,自動イレーズアルゴリズムはプロテクトされていないセクタの
みを消去し,プロテクトされているセクタは無視します。ただし,プロテクトされたセク
タ内にあるアドレスのDQ7 をシステムがリードすると,ステータス情報が有効でない場合
があります。
DQ7 が補数から真のデータに変わったことを検出したら,次のリードサイクルでDQ15 ~
DQ0(×8 専用デバイスの場合は,DQ7 ~DQ0)から有効なデータをリードすることが
できます。出力イネーブル(OE#)が Low にアサートされていると,自動プログラムま
たはイレーズ動作が完了する直前に,DQ7 がDQ15 ~DQ0(×8 専用デバイスの場合は,
DQ7 ~DQ0)と非同期的に変化することがあります。つまり,DQ7 への出力がステータ
ス情報ではなく,有効なデータの出力に切り替わる場合があります。システムがDQ7 出力
をサンプリングするタイミングによっては,ステータス情報または有効なデータのいずれ
かをリードすることになります。また,デバイスがプログラムまたはイレーズ動作を完了
し,DQ7 に有効なデータが出力されている場合でも,DQ15 ~DQ0 から出力されるデー
タが無効のままである場合があります。ただし,次のリードサイクル時に,有効なデータ
がDQ15 ~DQ0(×8 専用デバイスの場合はDQ7 ~DQ0)に出力されます。
Data# ポーリングの出力(DQ7)を表14 に示します。また,図5 はData# ポーリング
のアルゴリズムを示します。Data# ポーリングのタイミング図については,「AC 特性」の
セクションの図21 を参照してください。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
41
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
㐿ᆎ
࠼
DQ7㨪DQ0 Addr = VA
Yes
DQ7 =
࠲࠺
? No
No
DQ5 = 1?
Yes
࠼
DQ7㨪DQ0 Addr = VA
Yes
DQ7 =
࠲࠺
? No
PASS
FAIL
注:
1. VA = プログラミングの有効アドレス。セクタイレーズ動作
時の有効なアドレスは,消去の対象となるセクタ内にある任
意のセクタアドレスとなります。また,チップイレーズ動作
時の有効なアドレスは,プロテクトされていないセクタアド
レスの有効なアドレスとなります。
2. DQ7 はDQ5 と同時に変化する場合がありますので,DQ5 =
「1」の場合でも,DQ7 を再チェックする必要があります。
図5. Data# ポーリングアルゴリズム
42
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
RY/BY#: Ready/Busy#
RY / BY# は,自動アルゴリズムが実行中であるか,完了しているかを示す専用のオープ
ンドレイン型の出力端子です。RY / BY# ステータス情報は,コマンドシーケンスの最後
の WE# パルスの立上りの後に有効になります。RY / BY# はオープンドレイン出力であ
るため,数本のRY / BY# ピンをV のプルアップ抵抗と並列にまとめることができます。
CC
出力がLow(Busy)ならば,デバイスはイレーズまたはプログラミングの実行中となりま
す(これは,イレーズサスペンドモードにおけるプログラミングにも当てはまります)。出
力がHigh(レディ)ならば,デバイスがリードモード,スタンバイモードのどちらかの状
態にあるか,いずれかのバンクがイレーズ- サスペンド- リードモードにあります。
RY / BY# の出力を表14 に示します。
DQ6:トグルビットⅠ
DQ6 に出力されるトグルビットⅠは,自動プログラムまたはイレーズアルゴリズムが実行
中であるか,完了しているか,あるいは,デバイスがイレーズサスペンドモードになって
いるかを示します。トグルビットⅠは自動プログラムまたはイレーズアルゴリズムが実行
中のバンクのアドレスからリードすることができ,コマンドシーケンスの最後の WE# パ
ルスの立上りの後(プログラムまたはイレーズ動作の前),あるいはセクタイレーズタイム
アウト中に有効になります。
自動プログラムまたはイレーズアルゴリズム動作の実行中,自動プログラムまたはイレー
ズアルゴリズムが実行中のバンクのアドレスから次のリードサイクルでDQ6がトグルしま
す。システムは,OE# または CE# のいずれかにより,リードサイクルを制御できます。
動作が完了すると,DQ6 のトグルが停止します。
イレーズコマンドシーケンスをライトしても,消去の対象として選択したセクタがすべて
プロテクトされていると,DQ6 は約100 µs の間トグルし,その後,デバイスはデータア
レイのリードモードに戻ります。選択されたセクタのすべてがプロテクトされているわけ
ではない場合,自動イレーズアルゴリズムはプロテクトされていないセクタのみを消去し,
プロテクトされているセクタは無視します。
システムは,DQ6 と DQ2 から,セクタがイレーズ動作中か,イレーズサスペンド中かを
調べることができます。デバイスがイレーズ実行中の場合(つまり,自動イレーズアルゴ
リズムが実行中の場合),DQ6 はトグルします。デバイスがイレーズサスペンドモードに
なると,DQ6 はトグルを停止します。ただし,システムは DQ2 を使用すれば,イレーズ
動作中またはイレーズサスペンド中のセクタを調べることができます。あるいは,DQ7 を
使用することもできます(DQ7:Data#ポーリングのサブセクションを参照してください)。
プログラムアドレスがプロテクトされたセクタ内のアドレスである場合,DQ6 は,プログ
ラムコマンドシーケンスがライトされた後の約1 µs の間アクティブになり,その後,デバ
イスはリードモードに戻ります。
DQ6 は,イレーズ- サスペンド- プログラムモードの間もトグルしますが,自動プログラ
ムアルゴリズムが完了すればトグルを停止します。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
43
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
㐿ᆎ
ࡃ࠼
ࠗ࠻
(DQ7㨪DQ0)
ࠕ
࠼
ࠬ =VA
ࡃ࠼
ࠗ࠻
(DQ7㨪DQ0)
ࠕ
࠼
ࠬ =VA No
࠻
ࠣ࠻࠶ࡆ࡞
= Toggle?
Yes
No
DQ5 = 1?
Yes
ࡃ࠼
ࠗ࠻
(DQ7㨪DQ0) 2࿁
ࠕ
࠼
ࠬ = VA ࠻
ࠣ࠻࠶ࡆ࡞
No
= Toggle?
Yes
ࡊ
ࡠ
ࠣࡓ
ꢀࠗ
࠭ േᧂቢੌ
ࡊ
ࡠ
ࠣࡓ
ꢀࠗ
࠭ േቢੌ
࠻࠶
ࠦ࠼ࡦࡑ
ࠗ࠻
注
: DQ5 が「1」に変わると,トグルビットがトグルを停止する場合が
ありますので,DQ5 =
「1」の場合も,トグルビットを再チェックす
る必要があります。詳しくは,DQ6 およびDQ2 のサブセクションを
参照してください。
図6. トグルビットのアルゴリズム
DQ2:トグルビットⅡ
DQ2 から出力される「トグルビットⅡ」は,DQ6 と一緒に使用することにより,指定さ
れたセクタがイレーズ動作中であるか(つまり,自動イレーズアルゴリズムの実行中であ
るか),または,そのセクタがイレーズサスペンド中であるかを示します。トグルビットⅡ
は,コマンドシーケンスの最後のWE# パルスの立上りの後に有効になります。
44
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
消去の対象として選択されたセクタ内のアドレスをシステムがリードすると,DQ2 はトグ
ルします。(システムは,OE# またはCE# のいずれかにより,リードサイクルを制御でき
ます。)ただし,DQ2 からは,セクタがイレーズ中であるか,イレーズサスペンド中であ
るかを区別できません。これと対照的に,DQ6 はデバイスがイレーズ動作中か,イレーズ
サスペンド中かを示しますが,消去の対象として選択されたセクタかを区別できません。
したがって,セクタならびにモード情報を得るには,これらのステータスビットが両方と
も,必要となります。DQ2 とDQ6 の出力の相違については,表14 を参照してください。
図6 は,トグルビットのアルゴリズムをフローチャート形式で示したものです。なお,こ
のアルゴリズムについては,「DQ2:トグルビットⅡ」を参照してください。また,「DQ6:
トグルビットⅠ」のサブセクションも参照してください。トグルビットのタイミング図を
図22 に示します。また,DQ2 とDQ6 の相違を図23 に図示します。
トグルビット(DQ6 / DQ2)のリード
下記の説明では,図6 を参照してください。システムがトグルビットの状態をリードし始
める場合は,トグルビットがトグルしているかを調べるため,少なくとも2 回以上続けて
DQ15 ~DQ0(×8 専用デバイスの場合はDQ7 ~DQ0)をリードする必要があります。
通常,システムは 1 回目のリードの後,トグルビットの値を保存するようにします。2 回
目のリードの後,システムはトグルビットの新しい値と,1 回目の値を比較します。トグ
ルビットがトグルしていない場合,デバイスはプログラムまたはイレーズ動作を完了して
いることになります。この場合,システムは次のリードサイクルで DQ15 ~ DQ0(× 8
専用デバイスの場合はDQ7 ~DQ0)から出力されるデータアレイをリードできます。
ただし,最初の2 回のリードサイクルの後,トグルビットがトグルを継続していると判断
されるなら,システムはDQ5 の値がHigh となっているかを調べる必要があります(DQ5
のセクションを参照してください)。High の場合,DQ5 が High になったときにトグル
ビットがトグルを停止した可能性もあるため,システムはトグルビットがトグルしている
かを再度調べなければなりません。トグルビットがトグルしていないなら,デバイスはプ
ログラムまたはイレーズ動作を完了していることになります。トグルビットがトグルを継
続しているなら,デバイスは動作を正常に完了していないことになりますので,システム
はリセットコマンドをライトして,データアレイのリードに戻る必要があります。
この他,システムからの調査の結果,トグルビットがトグルを継続していることが判明し,
さらに,DQ5 が High になっていないケースがあります。この場合,システムは,次の
リードサイクルからトグルビットとDQ5 のモニタを継続し,上記パラグラフで説明した状
態を調べます。あるいは,他のシステムタスクの実行を選択することもできます。この場
合,システムは復帰した時点でアルゴリズムの最初からスタートして,動作の状態を調べ
る必要があります(図6 の上部)。
DQ5: タイミングリミット超過
DQ5 は,プログラム時間またはイレーズ時間があらかじめ決められている内部パルスカ
ウントの上限を超過したかを示します。超過していると,DQ5 は「1」を出力し,プログ
ラムまたはイレーズサイクルが正常に完了していないことを示します。
以前に「0」をプログラムしたロケーションにシステムが「1」をプログラムしようとする
と,デバイスのDQ5 は「1」を出力する場合があります。「0」を「1」に戻せるのは,イ
レーズ動作のみとなります。このような場合,デバイスはその動作を停止し,タイムリミッ
トが超過すると,DQ5 は「1」を出力します。
いずれの場合も,システムはリセットコマンドをライトしてリードモード(バンクがイレー
ズ - サスペンド - プログラムモードであったならば,イレーズ - サスペンド - リードモー
ド)に戻す必要があります。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
45
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
DQ3:セクタイレーズタイマ
セクタイレーズコマンドシーケンスをライトしたら,システムは DQ3 をリードして,イ
レーズ動作がスタートしたかを調べることができます(セクタイレーズタイマは,チップ
イレーズコマンドには適用されません)。消去の対象として他のセクタを選択する場合,セ
クタイレーズコマンドをライトするたびに全タイムアウト時間が適用されます。タイムア
ウト時間が満了すると,DQ3 は「0」から「1」に切り替わります。システムからのセクタ
イレーズコマンドのライト間隔が必ず50 µs 未満になる場合は,システムは DQ3 をモニ
タする必要はありません。「セクタイレーズコマンドシーケンス」のセクションも参照して
ください。
セクタイレーズコマンドをライトしたら,システムはDQ7(Data# ポーリング),または
DQ6(トグルビットⅠ)の状態をリードして,デバイスがコマンドシーケンスを受付けた
ことを確認し,DQ3 をリードしなければなりません。DQ3 が「1」の場合は,自動イレー
ズアルゴリズムがスタートしています。イレーズ動作が完了するまで,これ以降のコマン
ドは(イレーズサスペンドコマンドを除き)無視されます。DQ3 が「0」ならば,デバイ
スにセクタイレーズコマンドを追加することができます。コマンドが受付けられたことを
確認するため,それぞれのセクタイレーズコマンドをライトする前と後で,システムソフ
トウェアは DQ3 の状態をチェックしなければなりません。2 回目の状態チェックで DQ3
が High となっている場合は,最後にライトしたコマンドを受付けていない可能性があり
ます。
他のステータスビットと,DQ3 の状態との関連を表14 に示します。
表14. ライト動作ステータス
DQ7
DQ5
(注
DQ2
(注2)
DQ6
DQ3
RY / BY#
状態
(注
2
DQ7#
0
)
1)
0
0
0
自動プログラムアルゴリズム
自動イレーズアルゴリズム
イレーズ
トグル
トグル
該当せず トグル停止
通常モード
0
0
1
トグル
トグル
1
1
トグル停止
該当せず
セクタ内のリード
イレーズ
-
イレーズ
サスペンド
モード
サスペンド
-
イレーズ サスペン
-
リード
1
0
ドされていない
データ
データ
トグル
データ
データ
データ
セクタ
DQ7#
0
イレーズサスペンドプログラム
該当せず
該当せず
注:
1. 自動プログラムまたは自動イレーズ動作が最大タイミングリミットを超過すると,DQ5 は「1」に切り替わります。詳しくは,
DQ5 のセクションを参照してください。
2. ステータス情報を読み出す場合,DQ7 およびDQ2 には有効なアドレスが必要です。詳しくは,関連するサブセクションを参照
してください。
3. ライト動作ステータスビットをリードする場合は,自動アルゴリズムを実行しているバンクアドレスを必ず指定してください。
ビジー状態となっていないバンクのアドレスを指定すると,デバイスはデータアレイを出力します。
46
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
絶対最大定格
保管温度
保存温度(プラスチックパッケージ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . –65°C ~+150°C
周囲温度
周囲温度(通電時). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . –65°C ~+125°C
電圧(GND を基準)
VCC(注1). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . –0.5 V~+4.0 V
A9,OE#,および RESET#
( 注2) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . –0.5 V~+12.5 V
WP#/ACC. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . –0.5 V ~+10.5 V
その他の端子(注1). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . –0.5 V ~VCC +0.5 V
出力短絡電流(注3). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 200 mA
注:
1. 入力または入出力端子のDC 最小電圧は–0.5 V です。電圧変動時,継続時間が20 ns 未満のオーバーシュートでは,VSS = –2.0 V まで
許容されます。入力端子または入出力端子の最大DC 電圧はVCC +0.5 V です。図7 を参照してください。電圧変動時,入力端子または
入出力端子に対する継続時間が20 ns 未満のオーバーシュートでは,VCC+2.0 V まで許容されます。図8 を参照してください。
2. A9,OE#,RESET#,および WP# / ACC の各端子のDC 最小入力電圧は–0.5 V です。電圧変動時,A9,OE#,WP# / ACC,および
RESET# 端子に対する継続時間が20 ns 未満のオーバーシュートでは,VSS = –2.0 V まで許容されます。図7 を参照してください。
A9 端子のDC 最大入力電圧は+12.5 V ですが,継続時間が20 ns 未満のオーバーシュートでは,+14.0 V まで許容されます。WP# /
ACC 端子のDC 最大入力電圧は+9.5 V ですが,継続時間が20 ns 未満のオーバーシュートでは,+12.0 V まで許容されます。
3. 複数の出力を同時にGND に短絡することはできません。短絡時間は1 秒を超えることはできません。
「絶対最大定格」を越えるストレスの印加は,デバイスを完全に破壊する可能性があります。ただし,これはストレスのみに対する定格となり
ます。上記の条件,あるいは本データシートの動作説明の各セクションに記載されている条件を超える条件におけるデバイスの機能動作は保
証されません。長時間にわたってデバイスを絶対最大定格条件に放置すると,デバイスの信頼性に影響を及ぼします。
20 ns
20 ns
20 ns
+0.8 V
VCC
+2.0 V
–
–
0.5 V
2.0 V
VCC
+0.5 V
2.0 V
20 ns
20 ns
20 ns
図7. 最大オーバーシュート波形(負)
図8. 最大オーバーシュート波形(正)
動作範囲
インダストリアル(I)デバイス
周囲温度(T ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .–40°C ~+85°C
A
VCC 電源電圧
V (標準電圧範囲). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2.7 V ~3.6 V または
CC
ꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀꢀ3.0 V ~3.6 V(注)
注
:ꢀスピードバージョンにより,動作VCC 電源電圧範囲が異なります。
動作範囲は,デバイスの正常な機能が保証される範囲を定めたものです。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
47
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
DC 特性
CMOS 互換性(注5)
パラメータ
シンボル
パラメータの説明
入力負荷電流
テスト条件
最小値
標準値
最大値
1.0
単位
VIN = VSS
~
VCC,
ILI
ILIT
ILO
±
µA
VCC = VCC max
VCC = VCC max
,OE# = VIH,A9,
35
µA
µA
µA
A9,OE#,RESET# 入力負荷電流
OE# またはRESET# = 12.5 V
VOUT = VSS VCC
VCC = VCC max, OE# = VIH
= V
~
,
±
1.0
出力リーク電流
V
;
CC max
CC
I
35
リセットリーク電流
LR
RESET# = 12.5 V
CE# = VIL
OE# = VIH
バイトモード
5 MHz
1 MHz
5 MHz
1 MHz
10
2
16
4
,
,
ICC1
mA
VCC アクティブリード電流 (注1,2)
10
2
16
4
CE# = VIL
OE# = VIH
,
,
ワードモード
CE# = VIL
,OE# = VIH,
ICC2
15
30
mA
VCC アクティブライト電流(注2,3)
WE# = VIL
ICC3
ICC4
0.2
0.2
10
10
µA
µA
VCC スタンバイ電流(注
VCC リセット電流(注
オートマチックスリープモード
(注
2
)
CE#
,
RESET# = VCC
0.3 V
± 0.3 V
RESET# = VSS
±
2
)
VIH = VCC
VIL = VSS
±
±
0.3 V
,
ICC5
ICC6
0.2
10
µA
0.3 V
2,4)
21
21
21
21
45
45
45
45
バイト
ワード
バイト
ワード
VCC プログラム中のアクティブリード電 CE# = VIL
流(注1,2)
,
mA
OE# = VIH
VCC イレーズ中のアクティブリード電流 CE# = VIL
,
ICC7
ICC8
mA
mA
OE# = VIH
(注
VCC イレーズサスペンド中のアクティブ
プログラム電流(注
1,2)
17
35
CE# = VIL
,
OE# = VIH
2)
VIL
–0.5
0.8
V
V
「
L
」レベル入力電圧
VIH
0.7 x VCC
VCC + 0.3
「H
」レベル入力電圧
WP# / ACC 電圧(セクタプロテクト
プロテクト解除およびプログラム
アクセラレーション時)
/
VHH
8.5
8.5
9.5
V
VCC = 3.0 V
VCC = 3.0 V
±
±
10%
10%
オートセレクト
/ 一時的セクタ
V
12.5
0.45
V
ID
プロテクト解除電圧
VOL
V
V
「
「
「
L
」レベル出力電圧
」レベル出力電圧
」レベルVCC ロックアウト電圧
IOL = 2.0 mA,VCC = VCC min
VOH1
VOH2
VLKO
IOH = –2.0 mA, VCC = VCC min
IOH = –100 µA, VCC = VCC min
0.85 x VCC
VCC–0.4
2.3
H
2.4
2.5
V
L
注:
1. リストされているICC 電流は,通常,2 mA / MHz 未満となります(OE# = VIH 時)。
2. 最大ICC 仕様は,VCC = VCCmax 時でテストしたものです。
3. 自動イレーズまたは自動プログラムの実行中は,ICC がアクティブになります。
4. オートマチックスリープモードにより,アドレスがtACC+30 ns の間,確定になると,低電力モードとなります。スリープモード電流
(標準)は200 nA です。
5. 各パラメータの詳細なタイミングについてはタイミング図を参照してください。
48
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
DC 特性
ゼロパワーフラッシュ
25
20
15
10
5
0
0
500
1000
1500
2000
2500
3000
3500
4000
時間(ns)
注
:
アドレスは1 MHz で切替
図9.
ICC1 電流と時間(アクティブ電流とオートマチックスリープ電流を図示)
12
10
8
3.6 V
2.7 V
6
4
2
0
1
2
3
4
5
周波数(MHz)
注
: T = 25 °C
図10. 標準ICC1 と周波数
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
49
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
テスト条件
3.3 V
2.7 kW
テスト中
の
デバイス
C
6.2 kW
L
注:ダイオードは,IN3064 または相当品とします。
図11. 測定条件
表15. テスト仕様
60
70, 90
TTL ゲート
100
テスト条件
単位
出力負荷
1 個
出力負荷容量,CL
(冶具容量を含む)
30
pF
5
ns
V
入力パルス立上り時間
入力パルスレベル
/ 立下り時間
0.0 または Vcc
0.5 Vcc
V
入力タイミング測定基準レベル
出力タイミング測定基準レベル
0.5 Vcc
V
波形切替えのポイント
波形
入力
出力
確定
H
L
⇒
⇒
L
変化点
H
変化点
任意,変化を許容
適用せず
変化,状態未確定
中心線は高インピーダンス状態(High Z
)
Vcc
0.5 Vcc
0.5 Vcc
ജ
᷹ቯ
࡞ࡌ
ജ
0.0 V
図12. 入力波形と測定レベル
50
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
リードオンリ動作(注1)
パラメータ
スピードバージョン
JEDEC
60
70
90
標準 説明
測定条件
単位
tAVAV
tRC
60
70
90
ns
リードサイクルタイム
最小値
最大値
CE#,
OE# = VIL
tAVQV
tACC
60
70
90
ns
アドレスから出力までの遅延
tELQV
tGLQV
tCE
tOE
OE# = VIL
60
25
70
30
90
35
ns
ns
チップイネーブルからデータ出力までの遅延
出力イネーブルから出力までの遅延
最大値
最大値
チップイネーブルから出力高インピーダンスまで
tEHQZ
tGHQZ
tAXQX
tDF
tDF
tOH
16
16
ns
ns
最大値
最大値
(注3)
出力イネーブルから出力高インピーダンスまで
(注
3)
前サイクルデータ出力保持時間,CE# またはOE#
(いずれか早い方)
0
0
ns
ns
ns
最小値
最小値
最小値
リード
tOEH
出力イネーブル保持時間
トグルおよび
5
10
Data# ポーリング
注:
1. 各パラメータの詳細なタイミングについてはタイミング図を参照してください。
2. テスト仕様については,図11 および表15 を参照してください。
3. データ端子に50Ωの終端抵抗を接続し,バイアス電圧 VCC / 2 の条件で測定。OE# High からVCC / 2 駆動のデータバスまでの
時間をtDF と想定。
.
tRC
ࠕ
࠼
ࠬ⏕ቯ ࠕ
࠼
ࠬ tACC
CE#
tRH
tRH
tDF
tOE
OE#
tOEH
WE#
tCE
tOH
HIGH Z
HIGH Z
ജ⏕ቯ
ജ
RESET#
RY/BY#
0 V
図13. リード動作タイミング
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
51
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
ハードウェアリセット(RESET#)(注)
パラメータ
JEDEC
標準
説明
全スピードバージョン
単位
RESET# 端子Low(自動アルゴリズム実行中)から
リードモードまで
tReady
20
µs
最大値
最大値
RESET# 端子Low(自動アルゴリズム未実行時)から
リードモードまで
tReady
500
ns
tRP
tRH
tRPD
tRB
500
50
20
0
ns
ns
µs
ns
RESET# パルス幅
最小値
最小値
最小値
最小値
リード前のリセットHigh 時間
RESET# Low からスタンバイモードまで
RY / BY# 復帰時間
注: 各パラメータの詳細なタイミングについてはタイミング図を参照してください。
RY/BY#
CE#, OE#
tRH
RESET#
tRP
tReady
⥄േ
࡞ࠕ
ࠧ
࠭ࡓ
ᧂታⴕᤨ࠲࠻࠶ߩ
ࠗࡦࡒ
ࠣ ⥄േ
࡞ࠕ
ࠧ
࠭ࡓ
ታⴕᤨ࠲࠻࠶ߩ
ࠗࡦࡒ
ࠣ tReady
RY/BY#
tRB
CE#, OE#
RESET#
tRP
図14. リセットタイミング
52
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
ワード / バイト構成(BYTE#)
パラメータ
スピードバージョン
JEDEC
60
70
90
標準
tELFL/ ELFH
説明
単位
t
5
ns
CE# からBYTE# 端子Low またはHigh まで
最大値
最大値
BYTE#Low スイッチング時出力High Z 移行
時間
tFLQZ
16
ns
ns
BYTE#High スイッチング時出力Active 移行
時間
tFHQV
60
70
90
最小値
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
53
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
CE#
OE#
BYTE#
tELFL
データ出力
データ出力
ワード⇒
バイトモード
DQ14
~DQ0
(
DQ14 DQ0) (DQ7
~
~
DQ0)
移行時の
BYTE#
切替え時間
DQ15
出力
アドレス
入力
DQ15 / A-1
BYTE#
tFLQZ
tELFH
バイト⇒
ワードモード
データ出力
DQ7
データ出力
DQ14 DQ0)
DQ14
~DQ0
移行時の
BYTE#
(
~
(
~
DQ15
出力
アドレス
入力
DQ15 / A-1
tFHQV
図15. リード動作時のBYTE# タイミング
CE#
最後のライトパルスの立下りエッジ
WE#
BYTE#
tSET
tAS
(
)
tHOLD(tAH)
注:tAS およびtAH の仕様については,イレーズ / プログラム動作表を参照してください。
図16. ライト動作時のBYTE# タイミング
54
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
イレーズおよびプログラム動作(注1)
スピードバージョン
パラメータ
JEDEC
tAVAV
60
70
70
0
90
単位
ns
標準
tWC
tAS
説明
60
90
ライトサイクルタイム
アドレスセットアップ時間
最小値
最小値
tAVWL
ns
アドレスセットアップ時間からOE# Low まで
(トグルビットのポーリング時)
tASO
tAH
12
40
0
ns
ns
ns
最小値
最小値
最小値
tWLAX
35
35
45
45
アドレス保持時間
CE# またはOE# High からアドレス保持時間まで
(トグルビットのポーリング時)
tAHT
tDVWH
tWHDX
tDS
tDH
40
0
ns
ns
ns
データセットアップ時間
最小値
最小値
最小値
データ保持時間
tOEPH
20
出力イネーブルHigh(トグルビットのポーリング時)
ライト前のリード復帰時間
tGHWL
tGHWL
0
ns
最小値
(OE# High からWE# Low まで)
tELWL
tWHEH
tWLWH
tWHDL
tCS
tCH
0
0
ns
ns
ns
ns
ns
CE# セットアップ時間
CE# 保持時間
最小値
最小値
tWP
25
25
30
30
0
35
30
ライトパルス幅
最小値
tWPH
tSR/W
ライトパルス幅(High
)
最小値
リード ライト動作間の遅延時間
/
最小値
4
バイト 標準値
ワード 標準値
tWHWH1
tWHWH1
µs
µs
プログラム動作(注2)
6
アクセラレーションプログラム動作,
tWHWH1
tWHWH2
tWHWH1
4
標準値
バイトまたはワード(注
セクタイレーズ動作(注
VCC セットアップ時間
2
)
tWHWH2
tVCS
0.4
50
0
s
2)
標準値
最小値
最小値
µs
ns
tRB
RY / BY# からのライト復帰時間
プログラム
遅延時間
/ イレーズが有効になるまでのRY / BY# の
tBUSY
90
ns
最大値
注:
1. 各パラメータの詳細なタイミングについてはタイミング図を参照してください。
2. 詳しくは,「イレーズ / プログラミング性能」のセクションを参照してください。
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
55
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
ࡊ
ࡠ
ࠣࡓ
ࠦ࠼ࡦࡑ
ࠪࡦࠤ
ࠬ㧔ᦨᓟࠨߩ
ࠗࠢ࡞
ꢁ࿁㧕 ࠬ࠲࠹
ࠬᖱႎ࠼ߩ
㧔ᦨᓟࠨߩ
ࠗࠢ࡞
ꢁ࿁㧕 tAS
PA
tWC
ࠕ
࠼
ࠬ 555h
PA
PA
tAH
CE#
OE#
tCH
tWHWH1
tWP
WE#
tWPH
tCS
tDS
tDH
ࠬ
࠲࠹
ࠬ ᖱႎ
PD
DOUT
A0h
࠺
࠲
tBUSY
tRB
RY/BY#
VCC
tVCS
注:
1. PA = プログラムアドレス,PD = プログラムデータ,DOUT は,プログラムアドレスにおける真のデータです。
2. 図はワードモードのデバイスを示しています。
図17. プログラム動作タイミング
VHH
V ߹
ߪߚ
V V ߹
ߪߚ
V IL IH
IL
IH
WP#/ACC
tVHH
tVHH
図18. アクセラレーションプログラムタイミングチャート
56
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
ࠗ
࠭ࠦ࠼ࡦࡑ
ࠪࡦࠤ
ࠬ㧔ᦨᓟࠨߩ
ࠗࠢ࡞
ꢁ࿁㧕 ࠬ
࠲࠹
ࠬᖱႎ࠼ߩ
tAS
SA
tWC
VA
VA
ࠕ
࠼
ࠬ 2AAh
555h㧦
ࡊ࠶࠴
ࠗ
࠭ tAH
CE#
OE#
WE
tCH
tWP
tWP
tWHWH2
tCS
tDS
tDH
55h
࠺
࠲
ታⴕਛ
ቢੌ
30h
10㧦
ࡊ࠶࠴
ࠗ
࠭ tBUSY
tRB
RY/BY#
VCC
tVCS
注:
1. SA = セクタアドレス(セクタイレーズの場合),VA = ステータスデータをリードできる有効なアドレス(「ライト動作ステータ
ス」を参照してください)。
2. これらの波形はワードモードにおける波形です。
図19. チップ/ セクタイレーズ動作タイミング
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
57
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
tWC
tWC
tRC
tWC
ല
ߥ
PA ല
ߥ
RA ല
ߥ
PA ല
ߥ
PA ࠕ
࠼
ࠬ tAH
tCPH
tACC
tCE
CE#
OE#
tCP
tOE
tOEH
tGHWL
tWP
WE#
tDF
tOH
tWP
tDS
tDH
ല
ߥ
ജ
ല
ߥ
ജ
ല
ߥ
ജ
ല
ߥ
ജ
࠺
࠲
tSR/W
ࠗࠨ࠻
ࠗࠢ࡞
㧔WE#ᓮᤨ㧕
ࠨ࠼
ࠗࠢ࡞
ࠗࠨ࠻
ࠗࠢ࡞
(CE#߹ߪߚ
CE2#ᓮᤨ) 図20. 連続リード/ ライトサイクルタイミング
tRC
VA
tACC
ࠕ
࠼
ࠬ VA
VA
tCE
CE#
tCH
tOE
OE
tDF
tOH
ᢙ
tOEH
WE#
High Z
High Z
DQ7
True
ജ⏕ቯ
ജ⏕ቯ
ᢙ
DQ0–DQ6
ࠬ
࠲࠹
ࠬᖱႎ True
ࠬ
࠲࠹
ࠬᖱႎ tBUSY
RY/BY#
注:VA = 有効なアドレス。図は,コマンドシーケンス後の最初の状態サイクル,最後の状態リードサイクル,データアレイのリー
ドサイクルを示しています。
図21. Data# ポーリングのタイミング(自動アルゴリズム実行時)
58
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
tAHT
tAS
ࠕ
࠼
ࠬ tAHT
tASO
CE#
tCEPH
tOEH
WE#
OE#
tOEPH
tDH
ജ⏕ቯ
tOE
ല
ߥ
ല
ߥ
ࠬ
࠲࠹
ࠬᖱႎ ല
ߥ
DQ6/DQ2
ജ⏕ቯ
ࠬ
࠲࠹
ࠬᖱႎ ࠬ
࠲࠹
ࠬᖱႎ 㧔ꢂ࿁⋡
࠼ߩ
㧕 㧔ꢁ࿁⋡
࠼ߩ
㧕 㧔
࠻
ࠣ࡞
ᱛ㧕 RY/BY#
注
: VA = 有効なアドレス(DQ6 の場合は自動プログラム、またはイレーズ動作中のバンクのアドレス)。図は,コマンドシーケンス後の最初の
2
回の状
態サイクル,最後の状態リードサイクル,データアレイのリードサイクルを示しています。
図22. トグルビットのタイミング(自動アルゴリズム実行時)
自動
イレーズ
開始
イレーズ
サスペンド
イレーズ開始
サスペンドプログラム
イレーズ
復帰
イレーズ イレーズサスペンド
リード
イレーズ
サスペンド
プログラム
イレーズ
完了
WE#
イレーズ
イレーズサスペンド
リード
DQ6
DQ2
注:DQ2 がトグルするのは,イレーズがサスペンドされたセクタ内のアドレスをリードするときのみとなります。システムは,
OE# またはCE# を使用して,DQ2 とDQ6 をトグルすることができます。
図23. DQ2 とDQ6 の比較
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
59
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
一時的セクタプロテクト解除
パラメータ
JEDEC
標準
tVIDR
tVHH
説明
全スピードバージョン
単位
ns
500
250
VID 立上り
VHH 立上り
/
/
立下り時間
立下り時間
最小値
最小値
ns
一時的セクタプロテクト解除時のRESET#
セットアップ時間
tRSP
4
4
µs
µs
最小値
最小値
一時的セクタプロテクト解除時のRY / BY# High
tRRB
⇒
RESET# 保持時間
注:各パラメータの詳細なタイミングについてはタイミング図を参照してください。
VID
VID
RESET#
VSS, VIL,
߹
ߪߚ
VIH VSS, VIL,
߹
ߪߚ
VIH tVIDR
tVIDR
ࡊ
ࡠ
ࠣࡓ
߹ߪߚ
ࠗ
࠭ࠦ࠼ࡦࡑ
ࠪࡦࠤ
ࠬ CE#
WE#
tRRB
tRSP
RY/BY#
図24. 一時的セクタプロテクト解除のタイミング図
60
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
VID
VIH
RESET#
SA, A6,
A1, A0
ല*
ല*
ല*
ࠢ࠲
ࠣ࠹ࡠࡊࡊ࡞
ࠢ࠻
ꢃꢀꢃ࠹ࡠࡊ
ࠢ࠻
⸃㒰 ᬌ⸽
࠺
࠲
60h
60h
40h
⁁ᘒ
1 µs
ࠢ࠲
ࠣ࠹ࡠࡊࡊ࡞
ࠢ࠻
⸳ቯᤨ㑆㧦150 µs
ࠢ࠲
ࠣ࠹ࡠࡊࡊ࡞
ࠢ࠻
⸃㒰ᤨ㑆㧦15 ms CE#
WE#
OE#
* A6 = 0,A1 = 1,A0 = 0(セクタプロテクト設定時),A6 = 1,A1 = 1,A0 = 0(セクタプロテクト解除時)
図25. セクタ/ セクタブロックプロテクトおよび
プロテクト解除のタイミング図
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
61
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
イレーズおよびプログラム動作(CE# 制御時)(注1)
パラメータ
スピードバージョン
JEDEC
tAVAV
tAVWL
tELAX
60
70
70
0
90
標準
tWC
tAS
説明
単位
ns
55
90
ライトサイクルタイム
アドレスセットアップ時間
アドレス保持時間
データセットアップ時間
データ保持時間
最小値
最小値
最小値
最小値
最小値
ns
tAH
tDS
tDH
35
35
40
40
0
45
45
ns
tDVEH
tEHDX
ns
ns
ライト前のリード復帰時間
tGHEL
tGHEL
0
ns
最小値
(OE# High からWE# Low まで)
tWLEL
tEHWH
tELEH
tEHEL
tWS
tWH
tCP
0
0
ns
ns
ns
ns
WE# セットアップ時間
WE# 保持時間
最小値
最小値
最小値
最小値
標準値
標準値
25
25
30
30
4
35
30
CE# パルス幅
tCPH
CE# パルス幅(High
)
)
バイト
ワード
tWHWH1
tWHWH1
µs
プログラム動作(注
2
6
アクセラレーションプログラム動作,
tWHWH1
tWHWH2
注:
tWHWH1
tWHWH2
4
µs
s
標準値
標準値
バイトまたはワード(注
2)
0.4
セクタイレーズ動作(注
2)
1. 各パラメータの詳細なタイミングについてはタイミング図を参照してください。
2. 詳しくは,「イレーズ / プログラミング性能」のセクションを参照してください。
62
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
AC 特性
555㧦
ࡠࡊ
ࠣࡓ
PA㧦ࡠࡊ
ࠣࡓ
2AA㧦ࠗ
࠭ SA㧦
ࠢ࠲
ࠗ
࠭ 555㧦
ࡊ࠶࠴
ࠗ
࠭ Data#
ࡦࡐ
ࠣ ࠕ
࠼
ࠬ PA
tWC
tAS
tAH
tWH
WE#
OE#
tGHEL
tWHWH1 ߹
ߪߚ
2 tCP
CE#
tWS
tCPH
tDS
tDH
tBUSY
DQ7#
D
OUT
࠺
࠲
tRH
A0㧦
ࡠࡊ
ࠣࡓ
55㧦ࠗ
࠭ PD㧦
ࡠࡊ
ࠣࡓ
30㧦
ࠢ࠲
ࠗ
࠭ 10㧦
ࡊ࠶࠴
ࠗ
࠭ RESET#
RY/BY#
注:
1. 図は,プログラムまたはイレーズ動作の最後のバスサイクル2 回を示しています。
2. PA = プログラムアドレス,SA = セクタアドレス,PD = プログラムデータ
3. DQ7# は,デバイスにライトされたデータの補数を表します。D
4. 波形はワードモードにおける波形です。
は,デバイスにライトされたデータを表します。
OUT
図26. ライト(イレーズ/ プログラム)動作(CE# 制御時)のタイミング
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
63
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
イレーズ/ プログラミング性能
パラメータ
標準値(注
1)
最大値(注
2)
単位
備考
0.4
2
s
セクタイレーズ時間
チップイレーズ時間
バイトプログラム時間
ワードプログラム時間
消去前の「00h」プログラミングを
除く(注4)
28
4
s
80
100
70
µs
µs
µs
6
4
アクセラレーションバイト
/
ワードプログラム時間
バイトモード
システムレベルのオーバーヘッドを
除く(注
5)
12.6
12
10
50
チッププログラム時間
35
s
ワードモード
(注3)
30
アクセラレーションモード
注:
1. プログラム / イレーズ時間の標準値は下記の条件を想定したものです。25°C,VCC = 3.0 V;100,000 回,チェッカーボードデータパ
ターン
2. 最悪条件(90°C,VCC = 2.7 V,1,000,000 回)の場合。
3. ほとんどのバイトプログラムは上記の最大プログラム時間よりも速いため,チッププログラミング時間の標準値は,上記の最大チッププ
ログラミング時間よりもかなり短くなります。
4. 自動イレーズアルゴリズムのプリプログラミングでは,消去前にすべてのバイトが「00h」にプログラムされます。
5. システムレベルのオーバーヘッドとは,プログラムコマンドのバスサイクルシーケンス(2 回または4 回)を実行するのに要する時間を
いいます。コマンドの定義については,表13 を参照してください。
6. デバイスの最小サイクル許容値は,セクタ当たり100,000 回となっています。
TSOP 端子容量
パラメータシンボル
パラメータの説明
入力端子容量
出力端子容量
制御端子容量
測定条件
標準値
6
最大値
7.5
12
単位
pF
CIN
COUT
CIN2
VIN = 0
VOUT = 0
VIN = 0
TSOP
TSOP
TSOP
8.5
7.5
pF
9
pF
注:
1. 抽出したサンプル。
2. 測定条件:TA = 25°C,f = 1.0 MHz
64
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
外形寸法
TS 048:48 ピンスタンダードTSOP
2X
0.10
ࠬ
ࡦࡇ࠼࠳ࡦ࠲
ജ㧔㕙࿑㧕 2X (N/2 TIPS)
0.10
2X
2
0.10
A2
1
N
ࡃ
ࠬࡦࡇ
ജ㧔㕙࿑㧕 ⚦࿑㧮
ࠍ
ෳᾖ 3
A
B
1
N
5
E
N
2
N
2
+1
e
9
5
D1
A1
N
+1
N
2
4
2
D
0.25
B
C
2X (N/2 TIPS)
ࠪ
࠹
ࠖࡦ
ࠣ ࡊ
ࡦ
A
B
0.08MM
(0.0031")
M
C
A - B
S
⚦࿑㧭
ࠍ
ෳᾖ b
6
7
ࡔ
࠶
ࠠ c1
(c)
7
b1
࡚ࠢࠪࡦ
㧮ꢅ㧮 ࡌ
ࠬ࡞࠲ࡔ
R
(c)
e/2
ࠥ
ࠫ ࡊ
ࡦ
0.25MM
(0.0098") BSC
°
X
C
ࠪ
࠹
ࠖࡦ
ࠣ ࡊ
ߣࡦ
ᐔⴕ L
X = A ߹
ߪߚ
B ⚦࿑㧭
⚦࿑㧮
ᵈ㧦
Package
Jedec
TS/TSR 048
↪ኸᴺන
ࡒߪ
㧔mm㧕 㧔ኸᴺ⸥
ࠃ߅
߮Ꮕ⸥ߪ
ANSI Y14.5M-1982ߦ
Ḱ㧕 MO-142 (D) DD
1
ᦨዊ୯ ᮡḰ୯ ᦨᄢ୯
ࠪ
࡞ࡏࡦ
2
3
ࡃ
ࠬ࠲
ࠗࡦࡇߩࡊ
ജ㧔࠳
ࠗࡊ࠶ࠕ
㧕ߩ
႐วࡦࡇ
ꢂ⼂⸥ภޕ
A
A1
A2
b1
b
1.20
ࡃ
ࠬ࠲
ࠗࡦࡇߩࡊ
ജ㧔࠲
ࠗ࠳
࠙ࡦ
㧕ߩ
႐วࡦࡇߩ
ꢂ⼂⸥ภ㧘 ࠗ
ࡦ
ࠢ߹ߪߚ
ࠩࡑ
ࠢ 0.15
0.05
0.95 1.00 1.05
0.20
4
ࠪ
࠹
ࠖࡦ
ࠣࡦࡊ
-C-ߡߦ
ቯߒ
߹ޕߔ
ࠪ
࠹
ࠖࡦ
ࠣߪߣࡦࡊ
㧘ࠤ࠶ࡄ
ࠫ߇࠼
ᐔߥࠄ
᳓ᐔ㕙ߦ
ᡰ㓚
ߊߥ
㈩⟎ߦ߈ߣࠆ߈ߢ
↢ࠆߓ
ធว㕙ޕߔߢ
0.17
0.23
0.17 0.22 0.27
c1
c
0.10
0.10
0.16
0.21
5
6
ኸᴺD1
ࠃ߅
߮E࠼࡞ࡕߪߦ
⓭ㇱࠍ
ߺ
߹ޕࠎߖ
⸵ኈน⢻
࠼࡞ࡕߥ
⓭ㇱߪ
ฦ㕙߽ߣ
0.15mmޕ
D
19.80 20.00 20.20
18.30 18.40 18.50
11.90 12.00 12.10
ኸᴺb
ࡃࡓ࠳ߪߦ
⓭ㇱࠍ
ߺ
߹ޕࠎߖ
D1
E
⸵ኈน⢻
ࡃࡓ࠳ߥ
⓭ㇱኸᴺߪ
㧘ኸᴺbએꢄ ᦨᄢታ⁁ᘒ
ߡ߅ߦ
ోߢ
0.08mm߹ߒߣߢ
߹ޕߔ
⓭ㇱ
ߣ
㓞ធߩߣ࠼
㑆㓒ߪ
0.07mmએߒߣ
߹ޕߔ
e
0.50 BASIC
L
0
R
N
0.50 0.60 0.70
7
8
ኸᴺ
ߪ
㧘࠼
వ┵ࠅࠃ
0.10mmࠄ߆
0.25mm߹࠼ߩߢ
ᐔᢿ㕙ߦ
ㆡ↪ߒ
߹ޕߔ
࠼
㑆ᲑᏅߪ
㧘ࠪ࠹
ࠖࡦ
ࠣࠄ߆ࡦࡊ
᷹ቯߦ߈ߣߚߒ
0.10mm߹ߒߣߢ
߹ޕߔ
ኸᴺ
ޟ
eߪޠ
㧘ߩ࠼
ਛᔃ✢ߡߦ
᷹ቯߒ
߹ޕߔ
0°
8°
0.08
0.20
48
9
3355 \ 16-038.10c
2005 年3 月9 日 S29JL032HA11
S29JL032H
65
A D V A N C E I N F O R M A T I O N
改訂履歴
改訂A(2004 年5 月21 日)
初版
改訂A+1(2004 年8 月5 日)
SecSi セクタフラッシュメモリ領域
SecSi セクタ領域の保護方法についての説明を改良
CMOS 互換性
V を変更
OL
イレーズ/プログラム性能
ワードおよびバイトモードのチッププログラム時間を変更
改訂A+11(2005 年3 月9 日)
スピードバージョン55ns 製品の削除。
スピードバージョン60ns 製品のVcc 電源電圧範囲を変更。
スタンバイ電流(Icc3、Icc4、Icc5)の変更。
RESET #=VIH によるSecSi セクタプロテクションの機能を削除。
商標および注記
このドキュメントは断りなく変更される場合があります。さらに開発途上のSpansion 製品に関する情報も含まれており、Spansion LLC は断り
なく、それらの製品に対する作業に関して変更を行い、又は中断する権利を有しています。このドキュメントに含まれる情報は、現状のま
ま、保証なしに提供されるものであり、その正確性、完全さ、および特定の目的に対する適合性やその市場性および他者の権利を阻害しない
事を保証するものではありません。この保証の否定の範囲は明らかに述べられている事、言外の述べられている事、および法的に訴求される
事を含みます。Spansion LLC は、このドキュメントに含まれる情報を使用することにより発生したいかなる被害に対しても責任を負いませ
ん。
本資料に記載された製品は, 通常の産業用, 一般事務用, パーソナル用, 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造され
ています。
極めて高度な安全性が要求され, 仮に当該安全性が確保されない場合, 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性
を伴う用途(原子力施設における核反応制御, 航空機自動飛行制御, 航空交通管制, 大量輸送システムにおける運行制御, 生命維持のための医
療機器, 兵器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器, 宇宙衛星をいう)に使
用されるよう設計・製造されたものではありません。したがって, これらの用途にご使用をお考えのお客様は, 必ず事前に営業担当部門まで
ご相談ください。ご相談なく使用されたことにより発生した損害などについては, 責任を負いかねますのでご了承ください。
半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても, 結果的に人身事故, 火災事故, 社会的な損害を生じさせな
いよう, お客様は, 装置の冗長設計, 延焼対策設計, 過電流防止対策設計, 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。
本資料に記載された製品が, 「外国為替および外国貿易法」に基づき規制されている貨物または技術に該当する場合には, 本製品を輸出する
に際して, 同法に基づく許可が必要となります。
Copyright © 2004-2005 Spansion LLC. All rights reserved
Spansion、Spansion のロゴ、MirrorBit、およびその組み合わせとExpressFlash は、Spansion LLC の商標です。このドキュメントにおいて使用され
ている他の会社名および製品名は識別の為にのみ使用されているものであり、それぞれの会社の商標も含まれています。
66
S29JL032H
S29JL032HA11 2005 年3 月9 日
相关型号:
©2020 ICPDF网 联系我们和版权申明