LA7565GM [ETC]
;注文コードNo.N6100
No.N 6100
81599
新
モノリシックリニア集積回路
TV・VTR用PAL/NTSCマルチサウンド
LA7565E/
VIF/SIF IF信号処理回路
LA7565GM
LA7565E, 7565GM は、ミニマム調整方式を採用したPAL/NTSC マルチサウンド対応のVIF/SIF ICである。VIF部では、VCO
調整することでAFT調整が不要になるミニマム調整方式を採用、調整の簡素化が図れるようにした。FM 検波には、PLL検波を
採用することで音声のマルチ検波の対応が図れるようにし、またSIFコンバータを内蔵しているので、音声のマルチシステムを
容易に構成することができる。これに加え、ナイキストバズを抑圧するバズキャンセラを内蔵、高音質化をも実現している。
LA7565B/BM から、FM 低域f特性,V同期バズ特性,AFT SW ONドリフトを改善している。
機能 〔VIF部〕
・PLL検波器
・イコライザアンプ
〔1stSIF部〕
・AFT
・RF AGC
・バズキャンセラ
・IF AGC
・SIFコンバータ
・VIFアンプ
・1stSIF検波器
〔SIF部〕
・1stSIFアンプ
・PLL FM 検波器
・リミッタアンプ
特長 ・スプリット/インタキャリアをSW 回路にて切換え可能。
・バズキャンセラ付きPLL検波方式によって、バズ,バズビート特性が良好である。
・IF AGC 2ndフィルタを内蔵。
・PAL/NTSCのマルチサウンドシステムを簡単に構成できる。
・AFT,SIFのコイルがなく無調整である。
外形図 3067 [LA7565E]
(unit:m m )
外形図 3112 [LA7565GM ]
(unit:m m )
24
24
13
13
1
12
21.2
1
12
0.15
12.6
0.48
0.35
1.0
0.8
0.81
1.78
0.95
SANYO:DIP24S
SANYO:M FP24S
本書記載の製品は、極めて高度の信頼性を要する用途(生命維持装置、航空機のコントロールシステム等、
多大な人的・物的損害を及ぼす恐れのある用途)に対応する仕様にはなっておりません。そのような場合に
は、あらかじめ三洋電機販売窓口までご相談下さい。
本書記載の規格値(最大定格、動作条件範囲等)を瞬時たりとも越えて使用し、その結果発生した機器の欠陥
について、弊社は責任を負いません。
〒370-0596 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号
81599M H寿◎小柳 B8-3811,3485 No.6100-1/15
LA7565E/7565GM
最大定格/Ta=25℃
最大電源電圧
回路電圧
unit
V
V
m ax
10
CC
V13,V17
I6
V
V
CC
-3
回路電流
m A
m A
m A
m W
m W
m W
℃
I10
-10
-2
I24
許容消費電力
Pd m ax
(LA7565E)
Ta≦68℃
720
(LA7565GM ) Ta≦50℃,IC単体
(LA7565GM ) ※基板付き
420
720
動作周囲温度
保存周囲温度
Topr
Tstg
-20~+70
-55~+150
℃
※65m m ×72m m ×1.6m m ;材質カミフェノール基板
動作条件/Ta=25℃
unit
推奨電源電圧
動作電圧範囲
V
V
9
V
V
CC
CC
op
8.5~9.5
電気的特性/ Ta=25℃,V
[VIF部]
=9.0V,f =38.9M Hz
P
m in
typ
m ax
50.6
unit
CC
回路電流
I5
37.4
7.5
44
8.1
0
m A
最大RF AGC電圧
最小RF AGC電圧
入力感度
V14H
V14L
V
0.5
38
V
dBμV
dB
V
G
V
S1=OFF
26
62
32
IN
R
AGC範囲
68
最大許容入力
無信号映像出力電圧
同期信号先端電圧
ビデオ出力レベル
黒ノイズ
m ax
92
97
dBμV
V
IN
V6
3.5
1.15
1.7
0.5
3.8
1.45
2.0
0.8
4.2
1.74
2.3
V6tip
V
V
O
Vp-p
V
V
1.1
BTH
スレッシュホールド電圧
黒ノイズクランプ電圧
ビデオS/N
V
2.5
48
2.8
50
3.1
V
dB
dB
dB
%
BCL
S/N
C-Sビート
IC-S
38
43
周波数特性
f
C
6M Hz
-3.0
-1.5
3.0
3
微分利得
DG
6.5
5
微分位相
DP
deg
V
無信号AFT電圧
最大AFT電圧
V13
V13H
V13L
Sf
3.5
8.0
0
4.4
8.7
0.18
36
5.5
9.0
1.00
V
最小AFT電圧
V
AFT検波感度
25
47 m V/kHz
VIF入力抵抗
R
38.9M Hz
38.9M Hz
1.5
3
kΩ
pF
IN
VIF入力容量
C
IN
APCプルインレンジ(U)
APCプルインレンジ(L)
AFT公差周波数1
VCO1最大可変範囲(U)
VCO1最大可変範囲(L)
VCO制御感度
f
0.8
1.3
-1.5
0
M Hz
PU
f
-0.8
+300
M Hz
kHz
PL
dfa1
dfu
dfl
B
-300
1.0
1.3
-1.5
1.8
M Hz
M Hz
-1.0
0.9
3.6 kHz/m V
[1stSIF部]
変換利得
VG
37.5
46
43.0
100
223
2
49.5
dB
m Vrm s
m Vrm s
kΩ
5.5M Hz出力レベル
1stSIF最大入力
1stSIF入力抵抗
1stSIF入力容量
[SIF部]
S
O
150
S
R
C
m ax
112
IN
IN
IN
(SIF) 33.4M Hz
(SIF) 33.4M Hz
3
pF
リミッティング感度
FM 検波出力電圧
AM R除去比
Vli(lim )
(FM ) 5.5M Hz±30kHz※1
43
720
50
48
900
60
53
dBμV
m Vrm s
dB
V
1100
O
AM R
全高調波ひずみ率
SIF S/N
THD
0.3
62
0.8
%
S/N (FM )
57
dB
次ページへ続く。
No.6100-2/15
LA7565E/7565GM
前ページから続く。
[SIFコンバータ]
m in
7
typ
11
m ax
14
unit
dB
変換利得
VG (SIF)
V m ax
最大出力レベル
キャリア抑圧比
発振レベル
102
14
108
26
111
dBμV
dB
VGR (5.5)
V
70
m Vp-p
dB
OSC
OSCleak
I4
OSCリーク
8
24
発振停止電流
300
μA
注)※1:23ピンとGND間にRを容量と直列で入れることにより、FM 検波出力レベルを小さくすることができ、FM のDレンジ
を広げることができる。
[LA 7565E]
[LA 7565G M ]
65×72×1.6m m 3カミフェノール基板付
Pd max
Ta
Pd max
Ta
800
800
720
700
720
700
600
500
400
300
200
600
500
IC 単体
420
400
300
200
100
0
100
0
-20
0
20
40
60 68 80
100
-20
0
20
40
60 70 80
100
周囲温度, Ta - ℃
周囲温度, Ta - ℃
ピン配置図
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
14
13
LA7565E/7565GM
Top view
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
A12051
No.6100-3/15
LA7565E/7565GM
内部等価回路図および外付回路図
IF
IN PUT
RFAGC
VR
RF AGC
OUTPUT
AUDIO
OUT PUT
( )
SAW P
5.6kΩ
AFT
OUTPUT
+
SAW
( )
S
24
23
1kΩ
22
21
20
19
18
17
16
15
14
13
1kΩ
2kΩ
620Ω
30pF
1kΩ
V
1kΩ 1kΩ
1kΩ
V
V
400Ω
400Ω
1kΩ 2kΩ
1V
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
68Ω
BPF
6MHz
VCO
COIL
+
330Ω
330Ω
V
CC
GND
VIDEO
OUT
T00049
No.6100-4/15
LA7565E/7565GM
AC特性測定回路図
1st SIF IN
VIF IN
1st SIF OUT
(
)
NICAM OUT
51Ω
51Ω
RF AGC
OUT
( )
F
IF AGC
RF AGC
V
R
FM DET OUT
5.6kΩ
GND
(
)
D
AFT
+
OUT
( )
B
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
14
13
VIF
AMP
1st
AMP
RF
AGC
IF
AGC
AGC
FM
DET
VIDEO
DET
1st
DET
AFT
HPF
LIM
AMP
HPF
MIX
HPF
EQ
VCO
24pF
AMP
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
+
51Ω
+
VIDEO
OUT
( )
A
330Ω
2nd SIFIN
CONV.OUT
( )
E
V
CC
GND
T00053
測定回路図
インピーダンス
アナライザ
1st SIF IN
VIFIN
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
14
13
LA7565E/7565GM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
V
CC
+
T00054
No.6100-5/15
LA7565E/7565GM
応用回路図
PAL SPLIT
IN PUT
TSF5315
SAW
( )
RF AGC
OUT
S
( )
SAW P
GND
5.6kΩ
+
AFT
OUT
AF OUT
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
14
13
VIF
AMP
1st
AMP
RF
AGC
IF
AGC
AGC
FM
DET
VIDEO
DET
1st
DET
AFT
HPF
LIM
AMP
HPF
MIX
HPF
EQ
AMP
VCO
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
+
68Ω
+
BPF
330Ω
15μH
330Ω
V
CC
(9V)
GND
VIDEO
OUT
T00048
NT (US)SPLIT
IN PUT
TSF1241
SAW
( )
RF AGC
OUT
S
( )
SAW P
GND
1μH
5.6kΩ
+
AFT
OUT
AF OUT
1kΩ
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
14
13
VIF
AMP
1st
AMP
RF
AGC
IF
AGC
AGC
FM
DET
VIDEO
DET
1st
DET
AFT
HPF
LIM
AMP
HPF
MIX
HPF
EQ
AMP
VCO
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
+
BPF
+
330Ω
15μH
330Ω
V
CC
(9V)
GND
VIDEO
OUT
T00046
No.6100-6/15
LA7565E/7565GM
JAPAN SPLIT
IN PUT
TSF1137
SAW
( )
RF AGC
OUT
S
( )
SAW P
GND
5.6kΩ
+
AFT
OUT
AF OUT
1kΩ
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
14
13
VIF
AMP
1st
AMP
RF
AGC
IF
AGC
AGC
FM
DET
VIDEO
DET
1st
DET
AFT
HPF
LIM
AMP
HPF
MIX
HPF
EQ
AMP
VCO
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
+
+
BPF
330Ω
15μH
330Ω
V
CC
(9V)
GND
VIDEO
OUT
T00045
NT (US)INTER
IN PUT
TSF5220
RF AGC
OUT
( )
SAW P
GND
5.6kΩ
+
AFT
OUT
AF OUT
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
14
13
VIF
AMP
1st
AMP
RF
AGC
IF
AGC
AGC
FM
DET
VIDEO
DET
1st
DET
AFT
*INTER
16PIN
GND
HPF
LIM
AMP
HPF
MIX
HPF
EQ
AMP
VCO
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
+
+
BPF
330Ω
15μH
330Ω
V
CC
(9V)
GND
VIDEO
OUT
T00047
No.6100-7/15
LA7565E/7565GM
応用回路例(2)
SIF,1stSIF,AFT,RF AGCを使用しないとき
(1) SIF回路を使用しないとき
1,23,24ピンオープン
2ピン-GND間に2kΩをつける。
(2) 1stSIF回路を使用しないとき
3,4,22,15ピンオープン
16ピンGND
(3) AFT回路を使用しないとき
AFTディフィートの方法がないので、13ピンGND間に抵抗100kΩとコンデンサ0.01μFをパラレルにつけること。
(4) RF AGC回路を使用しないとき
14,21ピンオープン
21ピンGND間には、0.01μFをつけておくこと(発振防止)。
IN PUT
TSF5315
SAW
( )
S
( )
SAW P
GND
AFT
OUT
1kΩ
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
14
13
VIF
AMP
1st
AMP
RF
AGC
IF
AGC
AGC
FM
DET
VIDEO
DET
1st
DET
AFT
HPF
LIM
AMP
HPF
MIX
HPF
EQ
AMP
VCO
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
+
15μH
330Ω
V
CC
GND
VIDEO
OUT
T00044
No.6100-8/15
LA7565E/7565GM
端子説明
端子
番号
端ꢀ子ꢀ名
等ꢀ価ꢀ回ꢀ路ꢀ図
端ꢀ子ꢀ説ꢀ明
SIFの入力端子。
1
SIF INPUT
入力インピーダンスは、約1kΩである。
この入力端子に妨害信号 (音声における
妨害信号は、特にビデオ信号 および クロ
マ信号など。VIFのキャリア信号なども妨
害信号となる)がもれ込むとバズ および バ
ズビートの発生原因になるので、入力回路
のパターンレイアウトには充分注意するこ
と。
1
1kΩ
1kΩ
A12052
2
FM 電源フィルタ
FM 検波器のバイアスラインにフィルタ
を入れることでFM 検波器のS/Nを改善す
る。
4.2V
C1=0.47μF以上、1μFを推奨
FM 検波器を使用しない場合は、2ピン-
GND間に2kΩの抵抗を付けること。これ
により、FM 検波器のVCOをストップする
ことができる。
2
C
1
TO VCO BIAS
A12053
3
4
SIF コンバータ
3ピンはSIFコンバータ出力。
ここから6M HzのBPFを介し、SIFへ入力
する。
エミッタフォロア出力に直列で200Ωの抵
抗が入っている。
4ピンはSIFコンバータの500kHz発振端
子。
3
200Ω
500kHz
ALC付きの発振回路なので発振レベルが小
さく、一定に制御されている。この回路を
使用しないときは、3ピン-GND間に10kΩ
の抵抗を外付けする。抵抗を外付けするこ
とで、500kHzの発振をストップさせ、コ
ンバータをアンプとして使用することがで
きる。
68Ω
4
A12054
400Ω
4(R)
A12055
5
V
V
-GNDのデカップリングはできる限
CC
CC
り最短距離で行うこと。
次ページへ続く。
No.6100-9/15
LA7565E/7565GM
前ページから続く。
端子
番号
端ꢀ子ꢀ名
等ꢀ価ꢀ回ꢀ路ꢀ図
端ꢀ子ꢀ説ꢀ明
6
7
8
EQ am p
イコライザ回路。ビデオ信号の周波数特
性を補正する。
EQアンプの入力は、8ピンである。
1.5Vp-pのビデオ信号が入力され、EQアン
プで2Vp-pまで増幅する。
6
2kΩ
1kΩ
・イコライザアンプの設計について
EQ OUTPUT
イコライザアンプは、約2.3dBのゲインを
もったボルテージフォロアで設計してい
る。周波数特性を補正するときは、7ピン
GND間にL,C,Rをシリーズにつけること。
7
・EQアンプの考え方
入力信号をvi、出力をvoとしたとき
C
R1
+1 (vi+vin)=Vo×G
Z
Lꢀ=Z
R
G ;ボルテージフォロアアンプのゲイン
vin :イマジナルショート
G :約2.3dB
A12056
vin≒0として
voG
vi
R1
Z
AV=
=
+1・・・となる
EQ INPUT
200Ω
R1は、IC内部抵抗で1kΩ。目的の特性
に合わせてZを選べば良い。しかし、Zの
共振点でEQアンプのゲインが最大になる
のでひずみが発生しないように注意が必要
である。
8
AGC
A12057
9
APC FILTER
PLL検波器のAPCフィルタ端子。
APCの時定数切換えは、IC内部で行ってい
る。ロックしたときは、Aのルートにより
VCO を制御してループゲインを下げる。
アンロック、および 弱電界のときは、Bの
ルートでVCO を制御してループゲインを
上げる。
FROM
APC DET
A
1kΩ 1kΩ 1kΩ
このAPCフィルタは、
R=150~390Ω
B
C=0.47μFを推奨する。
9
A12058
次ページへ続く。
No.6100-10/15
LA7565E/7565GM
前ページから続く。
端子
番号
端ꢀ子ꢀ名
等ꢀ価ꢀ回ꢀ路ꢀ図
端ꢀ子ꢀ説ꢀ明
10 コンポジット
ビデオ出力
SIFキャリアを含んだビデオの出力端子。
充分なドライブ能力を得るために、10ピ
ン-GND間に抵抗を付けること。
R≧300Ω
2kΩ
10
15pF
A12059
11 VCO tank
12
ビデオ検波のためのVCO tank回路。
タンク回路は、別紙のコイル仕様を参考に
すること。このVCO は、ベクトル合成方
式のVCOである。
11
12
A12060
13 AFT OUTPUT
AFT出力端子。
外付けのブリーダ抵抗によってAFTのセン
タ電圧を作る。この外付けのブリーダ抵抗
値を大きくするとAFTのゲインは上がる。
最大R≦390kΩ以内で使用すること。
弱電界時に、AFT電圧が自然とセンタ電圧
になるようコントロールする機能が付いて
いる。
13
A12061
14 RF AGC OUTPUT
RF AGC出力端子。
チューナのRF AGCを制御する。
エミッタ出力に直列で保護抵抗200Ωが入
っている。チューナの仕様に合わせ、外付
けの抵抗ブリーダ値を決定する。
to チューナ
14
100Ω
A12062
15 1stSIF INPUT
1stSIFの入力端子。
入力回路は必ずコンデンサでDCカットし
て使用する。
・SAW フィルタを使用するとき
2kΩ
2kΩ
SAW フィルタの出力容量 および ICの入力
容量を中和するようSAW フィルタとICの
入力間にLを入れると1st SIFの感度を上げ
ることができる。
・インタキャリアで使用するとき
この端子(15ピン)は、オープンでよい。
15
A12063
次ページへ続く。
No.6100-11/15
LA7565E/7565GM
前ページから続く。
端子
番号
端ꢀ子ꢀ名
等ꢀ価ꢀ回ꢀ路ꢀ図
端ꢀ子ꢀ説ꢀ明
16 1stSIF AGC FILTER
1stSIFのAGCフィルタ端子。
平均値AGC方式を採用している。1st SIF
のコンバージョンゲインは約30dBあり、
AGC範囲は50dB以上ある。このピンの
フィルタには、通常0.01μFを使用する。
インタキャリアで使用するとき
1kΩ
1kΩ
この端子 (16ピン)をGNDにする。IC内部
のSW が切換わりインタキャリア出力がSIF
コンバータ入力につながる。
INTER/SPLIT SW
LO=INTER
16
A12064
17 IF AGC FILTER
IF AGCフィルタ端子。
内蔵のAGC検波器でピーク検波した信号
を17ピンでAGC電圧にする。さらに、IC
内部に2重時定数を作るための2nd AGC
フィルタ(ラグリードフィルタ)を内蔵して
いる。
外付けのコンデンサは、0.022μFを使用す
る。サグ、AGCスピード等の検討でコン
デンサの値を調整すること。
17
A12065
18 VIF入力
19
VIFアンプの入力端子。
入力回路は、平衡入力に作られ、入力イン
ピーダンスは、
R≒1.5kΩ
C≒3pF
18
19
である。
A12066
20 GND
次ページへ続く。
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LA7565E/7565GM
前ページから続く。
端子
番号
端ꢀ子ꢀ名
等ꢀ価ꢀ回ꢀ路ꢀ図
端ꢀ子ꢀ説ꢀ明
21 RF AGC VR
RF AGC VR端子。チューナのRF AGC動
作点を設定する。また、この端子をGN D
にすることで、FM 出力とビデオ出力を同
時にミュートすることができる。
4.2V
21
A12067
22 NICAM 出力
1stSIFの出力端子。
内部は、エミッタフォロアに600Ωがつい
て出力される。
インタキャリアで使用時、この端子にクロ
マキャリアのトラップを構成することでバ
ズ特性を改善することができる。
20kΩ
20kΩ
620Ω
22
6kΩ
クロマキャリア
トラップを作る
A12068
22
23 FM フィルタ
FM 検波出力のDC電圧を一定にするため
のフィルタ端子。通常1μFの電解コンデ
ンサを使用する。低域の周波数特性 (50Hz
近辺)を問題にするときは、この容量値を
大きくすること。
23ピンとGND間にRを容量と直列で入れる
ことにより、FM 検波出力レベルを小さく
することができ、FM のD レンジを広げる
ことができる。
1kΩ
1kΩ
23
C
R
+
A12069
24 FM Detectoroutput
音声FM 検波出力端子。
エミッタフォロアに直列で200Ωが入って
いる。
・ステレオ対応アプリケーション
ステレオデコーダの入力アプリケーション
によっては、入力インピーダンスが低くな
り、L-R信号をひずませステレオ特性を悪
化させることがある。そのようなときは、
24ピン-GND間に抵抗を追加する。
R1≧5.1kΩ
R2
24
R1
C
・モノラル対応アプリケーション
外付けでディエンファシス回路を作る。
t=CR2
A12070
No.6100-13/15
LA7565E/7565GM
三洋のSAW フィルタについて
使用する圧電基板材料により、次の2種類がある。
(1)LiTaO3(リチウムタンタレート)SAW フィルタ
TSF11□□・・・・JAPAN
TSF12□□・・・・US
LiTaO3SAW フィルタの温度係数は、-18ppm /℃と小さく安定性が良い反面、挿入損失が大きくなる。しかし、SAW
フィルタの出力側をコイル等でマッチングさせることにより、外付けの部品は増えるが挿入損失を小さく抑えることが
できる。同時に、周波数特性、レベル等を可変できるので設計の自由度が大きくなる。また、SAW の反射波が小さいこ
とから、帯域内のリップルを小さく設計できる。
(2)LiNbO3(リチウムナイオベート)SAW フィルタ
TSF52□□・・・・US
TSF53□□・・・・PAL
LiNbO3 SAW フィルタの温度係数は、-72ppm /℃と大きい反面、LiTaO3 SAW フィルタより挿入損失が約10dB小さくな
る。したがって、SAW フィルタの出力側はマッチングを取る必要がない。LiTaO3 SAW フィルタに比べ多少帯域内リッ
プルが大きくなるが、インピーダンスが低くフィールドスルーが小さいため周辺回路部品やパターンレイアウトの影響
を受けにくく、帯域外トラップ特性を安定に得ることができる。以上のことからLiTaO3 SAW フィルタは、IF周波数の
高いJAPAN、USのアプリケーションに、またLiNbO3は、IF周波数の低いPAL、USアプリケーションに適していると言
える。
SAW フィルタのマッチングについて
SAW フィルタの入力回路のマッチングは、IF周波数に合わせるよりむしろクロマからサウンドキャリア近辺に同調点
を設計したほうが、ビデオの帯域特性をよりフラットに設計できる。下図 (a)より、下図 (b)のほうが帯域特性がフラッ
トになりやすい。
(a)同調をIF周波数にした場合
(b)同調をS,C近辺にした場合
SAW フィルタ特性
高域が下がる
高域が伸びる
周波数
周波数
A12071
コイル仕様
JAPAN
US
PAL
f=58.75M Hz
f=45.75M Hz
f=38.9M Hz
VCOコイル
t=5t
0.12φ
C=24pF
t=6t
0.12φ
C=24pF
t=7t
0.12φ
C=24pF
S
S
S
A12072
A12073
A12074
試作No.V291XCS-3220Z
東光
試作No.291XCS-3188Z
東光
試作No.292GCS-7538Z
東光
SAW フィルタ
Picture
TSF1137U
Sound
Picture
TSF1241
Sound
Picture
TSF5315
Sound
(SPLIT)
SAW フィルタ
TSF5220
TSF5221
TSF5321
TSF5344
(INTER)
〔東光ꢀꢀ問合せ先;東京都大田区東雪谷2-1-17
TEL 03-3727-1167〕
No.6100-14/15
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VCOトランス回路の設計について
(1)コンデンサ内蔵タイプのVCOトランス回路
ICの電源をオンにすると、ICの熱がPCBを伝わりVCOトランスに加わる。この時、VCOコイルの足が丁度ヒートシン
クの代わりとなりそこから熱が逃げ出す。その結果、VCO トランスの内付けコンデンサには熱が伝わりにくくなり、
POW ER-ONにおけるドリフトへの影響は小さくなる。したがって、コイルとコンデンサは温度特性をキャンセルするよ
うに設計すれば良いことになる。理想的には、コイルは温度特性の小さなコア材を使用するのが良い。
(2)コンデンサ外付けタイプのVCOトランス回路
コンデンサ外付けの場合、ICの発熱がPCBを伝わりそのままVCOタンク回路の外付けのコンデンサに伝わる。コンデ
ンサは比較的早い時間に熱の影響を受けるが、コイルは熱の影響をうけにくいので結果的にPOW ER-ONドリフトが大き
くなる。したがって、コイルは温度特性の小さなコア材を使用する。またそれに合わせて、コンデンサも温度特性の小
さなコンデンサを使用することが望ましいことになる。
注意 : コンデンサを外付けにするときは、必ずチップコンデンサを使用すること。もし、ふつうのコンデンサを使用
するとコンデンサの向きによって発振周波数が変化することもある。
本書記載の製品は、定められた条件下において、記載部品単体の性能・特性・機能などを規定するものであ
り、お客様の製品(機器)での性能・特性・機能などを保証するものではありません。部品単体の評価では
予測できない症状・事態を確認するためにも、お客様の製品で必要とされる評価・試験を必ず行って下さい。
弊社は、高品質・高信頼性の製品を供給することに努めております。しかし、半導体製品はある確率で故障
が生じてしまいます。この故障が原因となり、人命にかかわる事故、発煙・発火事故、他の物品に損害を与
えてしまう事故などを引き起こす可能性があります。機器設計時には、このような事故を起こさないような、
保護回路・誤動作防止回路等の安全設計、冗長設計・機構設計等の安全対策を行って下さい。
本書記載の製品が、外国為替および外国貿易法に定める規制貨物(役務を含む)に該当する場合、輸出する
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この資料の情報(掲載回路および回路定数を含む)は一例を示すもので、量産セットとしての設計を保証す
るものではありません。また、この資料は正確かつ信頼すべきものであると確信しておりますが、その使用
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Y120 PS No.6100-15/15
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LA75675M-S
VIF/SIF IF Signal-Processing Circuit that Supports NTSC Intercarrier for TV and VCR Products
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